ポルナレフのイタリアでの車椅子生活の様子を考察してみた

ジョジョコラム
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ジョジョの奇妙な冒険5部では、ディアボロに敗れたポルナレフがイタリアの農村で隠遁生活を送っていたことが明かされました。

今回はポルナレフがどのような生活を送っていたのか、その様子を考察してみました。


聖地巡礼できるポルナレフの隠れ家についてはこちら

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1. ポルナレフが車椅子生活に選んだイタリアの場所

まずはポルナレフが隠遁生活に選んだ場所についてです。


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こちらの記事でまとめましたが、隠れ家のあった場所は恐らくイタリア中部トスカーナ地方のオルチャ渓谷。オルチャ川の流れる田園風景が美しい場所ですが、ここを拠点とした理由を考察してみます。現地はこんな感じ。


Di Photo2023 - Opera propria, CC BY 4.0, Collegamento

糸杉の並ぶ風景が美しいですよね~!それもそのはずオルチャ渓谷は世界遺産!観光客などである程度人の行き来がある場所ですが、人通りの多さはパッショーネの監視を潜り抜けるために効果的だったのかもしれないよね。

またポルナレフの隠遁開始時期は不明ですが、1990年代後半のイタリアでは全土でインターネットが普及し、パソコンの利用も急速に拡大していたそう。オルチャ渓谷のように宿などが多い観光地であれば、これらの最新設備はより早い時期から導入されているはずなので、ネット回線に安定してアクセスできることも考慮して住みついたのかもしれません。

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ポルナレフはイタリアの巡礼者そのものだった!?

オルチャ渓谷の歴史との関連も考えてみます。オルチャ渓谷が位置するフランチェジーナ街道沿いは、イギリスのカンタベリーからフランス、ローマへと中世から続くヨーロッパ最大の巡礼路。ローマから200キロほど離れた位置にあるこの場所には、現在も巡礼やその観光体験のために訪れる人が多いのだとか。

そんな巡礼の目的は「後悔や罪悪感に対する魂の浄化と再起」「神の奇跡への祈り」「自分を見つめなおす」など。これポルナレフと重なりますよね~!ディアボロ戦で敗北し、性格まで一変してしまうほど自分を見つめなおしながら、矢を継承する人間が現れるという奇跡を信じて、再起を図る姿はまるで巡礼者のよう。しかも矢の継承者は神の名を持つDIOの息子ジョルノだしな~!キリスト教では神の子は奇跡を起こすイエスだもんね~!

フランスから再び旅立ち、身を削りつつ、オルチャ渓谷で心身を回復させてローマを目指す…ポルナレフの居住地は、中世の巡礼者の旅路とオーバーラップさせて設定されたのかもしれません。ちなみにローマへの巡礼の最終目的地はサン・ピエトロ大聖堂ですが、ポルナレフが目指したのは4キロほど先のコロッセオ。かつて剣闘士たちが刃を交えた騎士らしい到達地では…!?

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2. 車椅子生活のポルナレフを救ったイタリア人の温かさ

次にポルナレフが生活を立て直すことができた理由について考えてみます。巡礼路であったオルチャ渓谷では、中世より伝統的に巡礼者に宿や食事などをふるまう文化が伝統的に育まれてきたそう。体調を崩した人には回復するまで地元の人々が保護する義務があり、保護すること自体も徳とみなされたのだそうです。

そんな人情味あふれる場所であれば、ポルナレフのあの姿を見て手を差し伸べくれた人がいたのかもしれないよね。長期滞在できたのも、病気あるいは怪我、その後遺症なんて理由をつけたからではないでしょうか。日常の世話や生活必需品の調達も地元民が協力してくれていたんじゃないかな~!

コロッセオまでも地元の人が送り届けてくれたのかもしれないよね。約200キロの道のりですが、トラックの荷台に隠れて…など農家の協力があれば、慎重な長距離移動もそれほど難しくなかったのかもしれません。考えるほどに地元民との交流により成り立っていた気がしてくるポルナレフの隠遁生活。本人もあの性格になったとはいえ、元が人好きのコミュ力おばけだしな。みんなメルシ~!!!

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3. ポルナレフが車椅子生活を送った家の様子

今度は家についてです。アニメ版回想シーンでは、外の様子を2階の窓から見ていたので、ポルナレフが住んでいたのは恐らく2階。イタリアの古い農村の家は、1階が農業用器具やオリーブオイルなどの貯蔵庫、2階は居住スペースというのが伝統的な造りのため、2階に住んでいたのかもしれないよね。

じゃあこの家の持ち主は誰なのかというのも気になるところ。ヒントとなりそうなのは、ポルナレフの家の家具です。


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昼間からワインを嗜むポルポルくん。さすがフランス人。

タンス、花瓶、陶器らしき壺、レースのクロス、絵画などどれも立派な品々に見えますよね~…この辺りの地方では、トスカーナ様式というシンプルながらも温かみのある住居やインテリアが用いられることもありますが、ポルポルくんの部屋はもっと高級なイメージだよね。

でね、オルチャ渓谷には庶民的な農民が暮らす一方、売れっ子ワイン生産者、都市貴族の別荘、修道院など宗教施設関係者など一部の上流階級関係者の農場や建物も存在しています。家の家具にはアンティークや、植物や鳥などの装飾的な飾りを用いたルネサンス様式の家具などが好まれる傾向があるそう。ポルナレフの家の内装とドンピシャでは…!?

このような富裕層の家は、地主が土地や住宅を所有し、農民が住むことも多いのだとか。つまりポルナレフは富裕層に手を差し伸べてもらったか、住宅に住む農民がポルナレフをかくまっていた可能性が高いのではないでしょうか。

あとは海外や都市部の富裕層がセカンドハウスとして購入した家に住んでいたパターンね。セカンドハウスは防犯対策や畑や建物のメンテナンスのため、不在時の管理は地元の管理業者のほか、地元民に頼むこともあるのだそう。優しい地元民が黙って住まわせてくれた、なんて想像も一応はできそうですよね~!ただ所有者の使用時には一時的に退去しないといけないからな~…ちょっと現実的ではなさそうです。

ということでポルナレフは、1階は別人が住む住居あるいは倉庫の富裕層の家に住んでいたという線が濃厚ではないでしょうか。超質素ではなさそうな様子も納得ですよね~!あのワイン、実は高級品だったりして…!

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まとめ:ポルナレフのイタリアでの車椅子生活は質素ではなかったのでは

ポルナレフのイタリアでの生活について考察してみました。地元の人の温かさに助けられていたのではないかな~という気がしますよね~!家具などの豪華さは、富裕層の家に住んでいたゆえなのかもしれません。

承太郎にさえ連絡を取れず苦しく寂しかったであろうポルナレフの隠遁生活。とはいえ他人と交流したり、ワインを嗜んだりと、どこか遊び心はあったのかもしれないよね。あの体になっても矢を持ち出して再起を果たしたのは、生活を支えてくれた優しい人々がいてくれたからこそではないでしょうか。ブラボー!おお…ブラボー!!

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荒木飛呂彦 関島眞頼 山口宏




参考文献
JETRO ユーロトレンド(2000年4月)「民営化の進展と今後の見通し(イタリア)」https://www.jetro.go.jp/ext_images/jfile/report/05000437/05000437_005_BUP_0.pdf(2026年3月30日確認)
skyticket「【世界遺産】オルチャ渓谷とは?|一面に絵画のような絶景!」https://skyticket.jp/guide/92389/(2026年3月30日確認)
TBS「絵画の世界を旅するトスカーナの田園風景」https://www.tbs.co.jp/heritage/feature/2022/202212_01.html(2026年3月30日確認)
UNESCO「Val d'Orcia」https://whc.unesco.org/en/list/1026/(2026年3月30日確認)

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