【SBR】ジョジョ7部で転生したキャラクターや設定を一覧にしてまとめてみた

ジョジョコラム

ジョジョの奇妙な冒険7部ことスティール・ボール・ラン(以下SBR)。6部以前の世界線は違った舞台の物語でした。

7部以降は6部以前のオマージュのような描写が見られますが、今回はSBRの転生キャラクターや設定をまとめてみました。

※息をするように7部のネタバレがあります。

ジョニィ・ジョースターの転生

まずは主人公のジョニィについてです。ジョニィの本名はジョナサン・ジョースターと、1部のジョナサンと同姓同名でした。ただ性格的には黄金の精神ではなく、漆黒の意思の持ち主であり、過去には騎手として出世し始めたことで天狗になっていたことも…さらに兄弟の有無や、父親を愛したジョナサンに対し、ジョニィは複雑な感情を抱くなど、家族関係でも違いが見えます。

またペットの名前は両部とも「ダニー」でしたが、ジョナサンのダニーは犬、ジョニィは白いネズミに。犬はディオに殺されてしまいますが、ネズミは森に放たれた後で何度も似た姿のネズミがジョニィの元に現れるなど、別れ方にも違いがあります。

台詞的には承太郎のオマージュらしきものも…

  荒木飛呂彦(2005年)『STEEL BALL RUN』5巻 集英社

DIO戦での承太郎の「ここは満員だ…逃げることは…できねーぜ…」っぽいですよね~!他にも服装には旧世界戦のジョースター家のシンボルの星模様など、ジョナサンを中心にジョースター家と類似点のあるジョニィなのでした。

ジョースター家と星との関係や意味、星の元ネタについて考察してみた
「一人の囚人は星を見た」の意味とは?人間賛歌との関係とは?星のアザの登場でストーリーに変化が!?などジョースター家と星との関係や意味、元ネタについて考察してみました。

ジョニィのスタンド能力「タスク」

そしてジョニィのスタンドであるタスクも見てみると…Act1から4まで進化していく様は広瀬康一のエコーズ泣き声の「チュミミ~ン」はエンプレスと似ています。虫刺されフェチのジョニィのエコーズが、虫刺されのように皮膚に発現するスタンドと同じ泣き声なんて、荒木先生狙っていたのでは…?

また承太郎や徐倫と同じくスタンドの掛け声は「オラオラ」。スタンドにもジョースター家らしさのあるジョニィなのでした。

空条承太郎の歴代の服装の意味を考察してみた
承太郎の4部の性別記号の意味はヒトデ!?手のマークの意味は正義感?6部はプッチvsジョースター家の意味?など歴代の承太郎の服装の意味を考察してみました。

ジャイロ・ツェペリの転生

続いてジャイロ・ツェペリについてです。ジャイロの本名はユリウス・カエサル・ツェペリで、カエサルは英語読みでシーザーと2部のシーザーと共通点のある設定でした。また兄であることや主人公のバディ的ポジション、ジョースター家に技術を教えるという点も2部シーザーと似ています。

そして台詞も見てみると…ジャイロには馬糞を舐めるシーンがありました。


荒木飛呂彦(2009年)『STEEL BALL RUN』17巻 集英社

ジャイロといえばレラレラですが、こちらで登場したレロレロで思い出すのが花京院、そして人が舐めないようなものを舐めるというのは岸辺露伴っぽさも月下あります。あとポルナレフもう○こついた便器舐めてたな。

他には「もらえるものは病気以外ならなんでもイタダくぜ」と億泰そっくりの台詞や、「ニョホホ」という花京院の「ノホホ」そっくりの笑い声、承太郎たちと同じ「オラオラ」の掛け声も見られるジャイロ。最期のシーンはブチャラティっぽいんですよね~!

荒木飛呂彦(2011年)『STEEL BALL RUN』23巻 集英社

昇天していく様子はもちろん、台詞的にもブチャラティの「これでいい気にするな」「みんなによろしくと言っておいてくれ」と近いのではないでしょうか。

ジョジョ5部「黄金の風」の美術の元ネタ一覧を解説!
「輪切りのソルベ」や「運命の奴隷」の元ネタは?亀の中に飾っていた絵は?ブチャラティの昇天やジョルノの紋章もオマージュ?など5部の美術ネタを考察してみました。

鉄球についての類似点

ジャイロの使う鉄球もシーザーとの共通点がありました。例えばディ・ス・コ戦では、自分の攻撃についてこう説明しています。

荒木飛呂彦(2009年)『STEEL BALL RUN』17巻 集英社

鉄球を用いて光線を屈折させているとのこと。シーザーがシャボンレンズで太陽光の屈折を用いていたのとそっくりですね~!

また遺体の右目により発動したスキャンの能力では、回転の振動波による透視について「まるで『波紋』だ」と発言。この辺りも2部との共通点が伺えます。

【モテ判定】シーザーはただのスケコマシなのか、恋愛適性を考察してみた
シーザーは本当にキザ?実はシャイだった?世話焼きなのは家族のせい?人を殺す覚悟が出来る強いのに繊細?などシーザーがただのスケコマシなのか考察してみました。本当は優しいお兄ちゃんなのです…

ディエゴ・ブランドーとDIO

お次はディエゴ・ブランドーについてです。見かけはもちろん通称はディオ(Dio)と、ディオ・ブランドーやDIOと共通点がありました。


荒木飛呂彦(2004年)『STEEL BALL RUN』1巻 集英社

さらに父親は母親とディエゴを大事に思っておらず母親は早世イギリス下級階層出身ながら「イギリス競馬界の貴公子と評されるほど成り上がっていく様子など、過去においても共通点が見られます。性格的にもDIOのように姑息な手段すら選ぶほどの上昇志向、金への執着など似ていますよね~!

DIOはなぜかっこいいのか、理由や性格について考察してみた
DIOはカリスマ?それともサイコパス!?ディオから何が変わった?承太郎やカーズとの性格の違いは?などDIOのかっこよさについて考察してみました。

平行世界から来たディエゴとの比較

そして平行世界からやってきたディエゴのスタンドは、時を止める「THE WORLD」DIOのザ・ワールドにそっくりでした。膝のハートや肩の時計など多少の違いはあるものの、姿かたちも似ています。

またこのディエゴは、時を停止させたまま3部のようなナイフ投げを披露していました。


荒木飛呂彦(2011年)『STEEL BALL RUN』23巻 集英社

効果音は「ビタァァァッ」と3部での「ビタァッ」と酷似している他、ジョニィは承太郎と同じく全ては避けきれずダメージを食らった上に、「単純にテクニックやスピードじゃない」とポルナレフのような台詞でスタンドを評するなど、その後の展開にもオマージュが見られます。

他にもガソリンの雨を降らせてジョニィを火だるまにしようとするシーンは運命の車輪戦を、ルーシーへの罵倒「薄っぺらなたかがカスの小娘」はプッチの「このちっぽけな小僧が」など、様々な場面との共通点があるこのディエゴ。しかしかなりDIOにそっくりですよね~!掛け声は「無駄無駄」だし。

DIOの目指す「天国」とは何だったのか考察してみた
DIOが天国を目指したのは「支配」と「安心」のため?なぜ友にプッチが選ばれた?「天国」と名付けたのはプッチのせい?それともジョナサン?などDIOの目指す「天国」について考察してみました。

ルーシー・スティールとエリナ・ペンドルトン

次はルーシー・スティールについてです。ルーシーの旧姓はペンドルトンと、1部のエリナと同じでした。

14歳の若さながらも夫を守るために奮闘し、最後は遺体を切断するまでのガッツを見せたルーシー。そのタフさは泥水で口をすすぎ、夫の遺言を守って赤子を助けたエリナと近いところがあります。夫に関わることだと強いんですかね、ペンドルトン家は。

また主人公クラスの能力を持たない中でも敵に立ち向かう姿は、ポコや川尻早人にも近いのではないでしょうか。ただルーシーはキル数が段違いなんですよね…本当すごいよな~!

吉良吉影はなぜ手を所持するのか、美術の元ネタとともに考察してみた
モナリザの手はなぜ美しい?手を所持すると幸福感倍増?吉良はダ・ヴィンチにそっくり!?など吉良吉影と手の関係について、考察してみました。

スティーブン・スティールとアバッキオ

夫のスティールさんにもちょっと気になるシーンがあったんですよね~…

荒木飛呂彦(2008年)『STEEL BALL RUN』16巻 集英社

「大切なのは救い出そうとする意志」のくだりは、アバッキオの同僚の「大切なのは『真実に向かおうとする意志』だ」を彷彿とさせる台詞です。18歳で騎兵隊を除隊され途方に暮れたところは、アバッキオが高校卒業後に警官になるも汚職により堕ちていった様子にも近いのではないでしょうか。あとはなんといっても、スティールさんの髪型ね。アバッキオの帽子そっくりでは…?

また過去の恋人である花屋の娘が死亡というのは、「運命の奴隷」のスコリッピっぽさもありますよね~!けっこう5部と共通点がある人なのかもしれません。

ジョジョ5部「眠れる奴隷」の意味と美術の元ネタを考察してみた
「眠れる奴隷」の意味がスコリッピとブチャラティで違う?スコリッピの元ネタはキリスト?ブチャラティの石もミケランジェロが元ネタ?など5部エピローグの「眠れる奴隷」について考察してみました。

ヴァレンタイン大統領の転生

お次はヴァレンタイン大統領です。まずはこのビールの飲み方ね!


荒木飛呂彦(2005年)『STEEL BALL RUN』6巻 集英社

業務中に飲むのはイエスッイエスッじゃなくてNO!NO!NO!なんよ…

承太郎スタイルでビールを嗜む大統領ですが、飲み方は承太郎の方が上手なようです。なんなんだあの高校生。

またスタンドのD4Cには同一の物や人が出会うことで、スポンジ状にして消滅させる能力がありました。

荒木飛呂彦(2009年)『STEEL BALL RUN』18巻 集英社

こちらはメローネのベイビィ・フェイスによる攻撃で、キューブ状にされる様子とも似ています。

さらに最期は永遠に生き埋めにされ続ける様子は、いつまでも死にたどり着けないディアボロやカーズに近いのではないでしょうか。ジョジョのラスボス、無限地獄に落ちがち。

メローネの過去や性格とベイビィ・フェイスとの関係を考察してみた
メローネの過去は両親との関係が複雑で超暗い?!?性格は凝り性で頭脳派!?ベイビィ・フェイスの親が母親にしていたこととは?などメローネの過去や性格とベイビィ・フェイスとの関係を考察してみました。

道端に座っている占い師とエンヤ婆

お次はポコロコの運勢を占った占い師についてです。


荒木飛呂彦(2004年)『STEEL BALL RUN』1巻 集英社

小汚いとか言われている婆ちゃんですが、見た目はエンヤ婆そっくり。ピースが可愛い。エンヤ婆、この世界では誰の配下にもならずにのんびり暮らしているみたいです。

しかしこの婆ちゃんの占い、見事だったからな…5部のドッピオを占った占い師のオマージュか?ってくらい当たる。

ディアボロとドッピオはどちらが主人格なのか考察してみた
ドッピオ出現はディアボロが心配性だからこそ!?自分を守るためのディアボロ人格だった?ドッピオは黄金の精神を持っている!?などディアボロとドッピオのどちらが主人格なのか考察してみました。

ウルムド・アヴドゥルとモハメド・アヴドゥル

次はウルムド・アヴドゥルについてです。モハメド・アヴドゥルのそっくりさんで、特徴的な髪型は見られなかったものの、アンクの入ったごっついネックレスやエジプト出身という設定は受け継がれていました。あとはあっさり倒れてしまうところも…

荒木飛呂彦(2004年)『STEEL BALL RUN』1巻 集英社

ほら…しゃべり出すぞ…今にきっと目をあける…起きてくれ…たのむ…アヴドゥルさん!

…と花京院ばりに願うも、結局そのまま退場。3部では超主要メンバーだったのに、あっさりすぎんか…?もう一回くらいどこかで出てこないかな~アヴドゥルさん。

【モテ判定】アヴドゥルはブ男じゃない!?モテ度を検証してみた
アヴドゥルはブ男ではなく、超デキる男だった!?お金持ち疑惑も浮上?短気に見えて、穏やかな気遣い上手?などアヴドゥルの性格を考察し、モテ度を判定しました。実は全然ブ男なんかじゃないんです…!

ミセス・ロビンスンとドノヴァン

次はミセス・ロビンスンのサボテンによる攻撃を見てみます。

荒木飛呂彦(2004年)『STEEL BALL RUN』3巻 集英社

こちらは2部のジョセフとドノヴァンのサボテンによる戦いを思い出しますよね~!そういえばミセス・ロビンスンは左目を犠牲にして虫を飼っていましたが、ドノヴァンは右目に方位磁針を埋められていましたね…サボテン、目、すぐやられると共通点がいっぱいだな~!

ジョセフとシーザーはなぜ仲良くなれたのか、2人の関係を考察してみた
シーザーはジョセフを尊敬するほど大好きだった?2人は似た者同士!?ジョセフは超懐が深い?など2人が仲良くなれた理由や関係性を考察してみました。

ブンブーン一家の転生

次はブンブーン一家についてです。スタンドのトゥーム・オブ・ザ・ブームは、鉄を操る点でマライヤやリゾットとそっくり。またチームプレーで戦い、気弱な性格のメンバーが一人いるという点は、ちょっとセックス・ピストルズっぽくもあります。

そしてアンドレの特技を見てみると…


荒木飛呂彦(2004年)『STEEL BALL RUN』3巻 集英社

ジョルノと同じ耳芸を披露。これ地味にすごいよな…スタンドにも特技にもオマージュが見られるブーンブン一家でした。

ジョルノはなぜ黒髪から金髪になったのか理由を考察してみた
ジョルノが金髪に変化とスタンドの関係とは?夢とも関連あり!?髪色の変化が暗示するDIOとの共通点とは?などジョルノが黒髪から金髪に変化した理由を考察してみました。

マウンテン・ティムの転生

次はマウンテン・ティムについてです。外見や女性への優しい言葉はホル・ホースを思い出しますが、戦闘になるとこんな言葉遣いも…


荒木飛呂彦(2004年)『STEEL BALL RUN』4巻 集英社

こんなに煽りキャラだったんか、ワレェ…

吉良吉影やホルマジオの「質問を質問で返すな」を思い出しますよね~…ただオマージュというよりは、定期的にジョジョに登場する系統の台詞というだけの可能性もありそうです。それにしてもミスタの「質問の答えになってねぇんだよォ~このマヌケが!」など、ジョジョ界では質問にちゃんと答えないとめちゃくちゃ怒られるな。

ちなみに怒られたオエコモバは、ボクのリズムを聴いてくれのスタンド能力は爆弾と、吉良吉影との共通点があります。

【スタンド論】セックス・ピストルズが食べたり弾丸を蹴るのはなぜか
セックス・ピストルズが食べたり昼寝をするのはなぜ?弾丸を蹴るのはロベルト・バッジオが理由?群体型なのはミスタのチーム愛のせい!?などミスタからセックス・ピストルズが発現した理由を考察しました。

F・V・シュトロハイムとルドル・フォン・シュトロハイム

次はF・V・シュトロハイムです。2部のようなやかましさはありませんでしたが、名前、見た目、ドイツ人という共通点があるルドル・フォン・シュトロハイムのそっくりさんでした。あとはこれね。


荒木飛呂彦(2005年)『STEEL BALL RUN』5巻 集英社

また改造人間やってる。やっぱりシュトロハイムはこうでないとな~!

ジョジョのキャラクターに似合う香水を考えてみた
承太郎にはタバコ香る大人の色気の香水!?生命を生み出すジョルノには花と水の香り?岸辺露伴には紙と和の香水!?などジョジョのキャラクターに似合う香水を考えてみました。

ポーク・パイ・ハット小僧とペッシ

次はポーク・パイ・ハット小僧についてです。スタンドのワイアードは、口から2本の釣り針を出して対象を引き上げる能力でした。


荒木飛呂彦(2005年)『STEEL BALL RUN』5巻 集英社

これによく似た能力が、ペッシのビーチ・ボーイ。ペッシは釣り竿を使用して対象を引き上げますが、能力的にはかなり近いのではないでしょうか。あとちょっと抜けてるところも似てるっちゃ似てる。

ジョジョの覚悟とはどのような意味を持つのか、考察してみた
ジョジョの奇妙な冒険に頻出する覚悟という言葉。敵味方問わず様々な人物が使っていました。 ところでジョジョにおける覚悟とは...

ブラックモアのキャッチ・ザ・レインボーとサーレーのクラフト・ワーク

次はブラックモアのスタンド能力を見てみます。キャッチ・ザ・レインボーは、触れた雨粒を空中に固定できる能力でした。


荒木飛呂彦(2006年)『STEEL BALL RUN』8巻 集英社

こちらはサーレーのクラフト・ワークの触れた物を固定できる能力と似ています。ちょっと下位互換っぽくはありますが、ブラックモアは本体が超キレものだからな…

サーレー戦のミスタの話もあります。

【モテ判定】ミスタは本当にデリカシーがないのか、モテ度を検証してみた
ミスタは本当にデリカシーがない?幸せの感度が高すぎ!?パニックになると立ち振る舞いが意味不明!?など、ミスタのモテ度を判定してみました。本当は優しいナイスガイなんですよね…

サンドマンのイン・ア・サイレント・ウェイと広瀬康一のエコーズ、イギーのザ・フール

次はサンドマンのスタンド、イン・ア・サイレント・ウェイの能力についてです。


荒木飛呂彦(2006年)『STEEL BALL RUN』10巻 集英社

もろ康一くんだな~!音を文字にして形にする描写はエコーズACT2にそっくり!ただしエコーズACT2は音により感覚を刺激するのに対し、イン・ア・サイレント・ウェイは音により物質を破壊する違いがありました。形になった音に乗ることもできたりと、戦うにはちょっと便利な能力です。

スタンドの頭部の羽は、イギーのザ・フールのデザインと近いかな…


荒木飛呂彦(2006年)『STEEL BALL RUN』10巻 集英社

サンドマンらしくネイティブ・アメリカンの羽飾りのデザインです。またイギーとはアメリカ出身、協調性が高いというより自分の道を行くタイプの性格も似ています。

【ジョジョ3部】イギーはなぜ脱走せずに最後まで旅に同行したのか
旅の途中でイギーが脱走しなかったのは、承太郎たちが仲間扱いしたから?プライドが許さなかったから?承太郎たちをどう思っていた?など、イギーが最後まで旅に同行した理由を考察してみました。

シュガー・マウンテン回で登場した農夫と岸辺露伴

次はシュガー・マウンテン回で登場した名もなき農夫についてです。妙に印象的な人物でしたが、なんせ台詞がこれだもんな~!

荒木飛呂彦(2007年)『STEEL BALL RUN』12巻 集英社

岸辺露伴の「だが断る」のパロディーですよね~!自分にとって良い条件を断るというシチュエーションも似ていました。見かけは全く露伴先生そっくりじゃないんだけどね…

岸辺露伴はなぜ康一くんが大好きなのか考察してみた
露伴に媚びないからこそ康一くんは魅力的!?康一くんは露伴の扱いが上手い?嫌いな仗助とは何が違う?など岸辺露伴が広瀬康一を大好きな理由を考察してみました。

マジェント・マジェントの最期とカーズ、アヌビス神

お次はマジェント・マジェントについて、最期を見てみます。


荒木飛呂彦(2007年)『STEEL BALL RUN』12巻 集英社

カーズの最期「そのうちカーズは考えるのをやめた。」そっくりの台詞で、結末も死にたくても死ねないカーズ様と同じに…川に沈んだという点では、アヌビス神とも似ています。ジョジョにたまに出てくる死にたくても死ねない人定期。

ジョジョ3部のエジプト9栄神と元ネタの神々との関係を考察してみた
ペット・ショップとDIOとの関係もホルス神が元ネタ!?ダービー兄は神話でも弟にやられちゃう?アレッシーとセト神は性格的にそっくり!?などエジプト9栄神と元ネタの神々との関係を考察しました。

アクセル・ROのシビル・ウォーと「岸辺露伴ルーヴルへ行く」の黒い絵

次はアクセル・ROについて、スタンドを見てみます。シビル・ウォーが罪の意識で相手を追い詰めるのは、小林玉美のザ・ロックに似ていました。過去が蘇って攻撃してくる点では、「岸辺露伴ルーヴルへ行く」の黒い絵こと「月下」の話にも近いのではないでしょうか。犯した罪がキーという点も似てる…

荒木飛呂彦(2008年)『STEEL BALL RUN』15巻 集英社

そしてアクセル・RO戦ではジョニィが自分自身を攻撃していましたが、露伴もヘブンズ・ドアーで自らの記憶を書き換えています。この辺りもオマージュとして登場させているのかもしれません。

「岸辺露伴ルーヴルへ行く」の美術の元ネタを考察してみた
露伴や奈々瀬のポーズの元ネタは超マニアック!?ストーリーの元ネタは小説!?など「岸辺露伴ルーヴルへ行く」の元ネタを考察してみました。

ホット・パンツとディエゴのキスシーンと、DIOとエリナのキスシーン

お次はホット・パンツとディエゴのキスシーンです。

荒木飛呂彦(2009年)『STEEL BALL RUN』19巻 集英社

さすがディエゴ!機転を利かせて相手を道連れにしようとするッ そこにシビれる!あこがれるゥ!

…と騒ぐ野次馬はいませんでしたが、ディエゴから仕掛けているところは1部とそっくり。ただ1部の効果音が「ズキュウウウン」だったのに対し、こちらは「ズギュウウウン」。ホット・パンツに再起不能にされかけているからなのか、より力がこもってるような音なのでした。

ジョジョのラスボスはなぜかっこいいのか魅力を考察してみた
ジョジョのラスボスは意外と人間的!?ラスボスたちは本当に最強なのか?主人公たちとの違いは?など、ジョジョのラスボスの魅力を考察してみました。

その他レースの参加者

最後にその他のレース参加者の名前を見てみると…

荒木飛呂彦(2005年)『STEEL BALL RUN』6巻 集英社

シゲチーとタルカス…!?まあ重ちーは金の亡者だもんな…

他にもディキシー・チキンはホルマジオのスタンド名でもあるバンドのリトル・フィートが発売したアルバム名、東方家と同じ苗字のノリスケ・ヒガシカタ、など既出のキャラクターとの関連も伺えます。こんなところにも注目してみると、面白いかも…!?

群体型スタンド能力者は精神的に欠落しているのか考察してみた
群体型スタンド能力者は恐怖心がすごい!?リゾットには愛が必要!?ミスタの過去の謎とは?など「恥知らずのパープルヘイズ」の設定を基に群体型スタンド能力者について考察してみました。

まとめ:SBRの転生キャラクターや設定がたくさんある!?

SBRの転生キャラクターや設定についてまとめてみました。

DioのTHE WORLDのようなファンサービス的な設定から、「でも断る」のようなモブキャラまで…かなり色々な設定があったように思います。荒木先生の遊び心が感じられますよね~!

ここでは挙げていませんが8部にまで繋がる設定もあり、意外と奥深い転生キャラクターたち。こんなところもジョジョの新世界線の面白さではないでしょうか。

元ネタ系の話はこちらもどうぞ~!

ジョジョの美術の元ネタを一覧にまとめてみた
死神13戦の花京院の元ネタとは!?2部のアニオリも美術ネタが?プッチの部屋は日本で人気の1枚が元ネタ?などクリムトやロダン、マグリットまでジョジョの美術の元ネタについて考察してみました。
ジョジョのキリスト教の元ネタ一覧をまとめて考察してみた
ジョースター家の星はキリスト教由来!?ジョルノはキリストが元ネタ?虹村家の苗字の由来は?7部のイルカの意味は?などジョジョのキリスト教関連の元ネタをまとめました。
「岸辺露伴ルーヴルへ行く」の美術の元ネタを考察してみた
露伴や奈々瀬のポーズの元ネタは超マニアック!?ストーリーの元ネタは小説!?など「岸辺露伴ルーヴルへ行く」の元ネタを考察してみました。




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