【モテ判定】アナスイは恋愛体質なのか人間性から考察してみた

モテ判定

ジョジョの奇妙な冒険6部に登場した、ナルシソ・アナスイ。徐倫に一目惚れし、承太郎に結婚の許可を得ようとするなど、6部の恋愛シーンに不可欠だったキャラクターです。

そんなアナスイですが、恋愛に対してどのような言動を見せていたのでしょうか。今回はアナスイの恋愛傾向と人間性から、モテ度を判定してみました!


※6部のネタバレが一部あります!

1. 恋する男子!?一途すぎるアナスイ

まずはアナスイが恋する様子を見ていきます。徐倫に一目ぼれしたアナスイですが、原作ではケンゾー戦まで直接顔を合わせることがないんですよね~!アニメ版ではエンポリオの部屋に徐倫が入り、アナスイに出会うことになっているのですが、そのシーンがこちら。

荒木飛呂彦(2001年)『ジョジョの奇妙な冒険 第6部ストーンオーシャン』6巻 集英社(50頁)

これがアナスイの一目惚れの瞬間だと…?

この一瞬で一目惚れすることある!?と言いたくなりますが、なんか刺さるものがあったんでしょうね…しかもアナスイ、この後すぐ部屋から出ていくし。本当に一目しか見てない…

こんな一瞬の機会で徐倫に恋してしまったアナスイ。エンポリオの部屋から颯爽と退散していましたが、心の中は全然クールじゃなかったのかもしれません。アナスイはウキウキで去るぜ…

一途すぎて周りが見えなくなるアナスイ

さて一目惚れしたアナスイですが、徐倫への言動を見ていきます。まずは2人が初めて話をするシーンがこちら。


荒木飛呂彦(2001年)『ジョジョの奇妙な冒険 第6部ストーンオーシャン』8巻 集英社(99頁)

全然質問に答えてくれない。しかもウェザー・リポートばりに顔が近い。

いきなり愛の告白を始めるアナスイ。グイグイ来るんだよな、この人…DアンG戦では徐倫がピンチなのに「オレにキスしたいのか?」と言い出したり、ケンゾー戦後には「もっと見つめて欲しい」と要求したり。嫌われるという恐怖がない強さよ…!

ところがアナスイは殺人犯であることが影を落としており、徐倫との恋愛は諦めていたことが最終巻で判明します。それでもこれらの言動はからかっていたのではなく、本気の恋によるもの。だから徐倫に肯定され、結婚の申込みの承諾をもらった後のシーンなんて、見て…


荒木飛呂彦(2003年)『ジョジョの奇妙な冒険 第6部ストーンオーシャン』17巻 集英社(139頁)

泣きそうやんけ。本気で嬉しかったんでしょうね~良かったね!

結ばれないと思いつつ、ここまで行動に移せるのはすごいよな~!指輪を渡そうとした時にも「今やらなきゃいつやるんだ」「もたもたしていられない」なんて言っていたアナスイ。ちょっとやりすぎな時もありますが、自分の気持ちを積極的に伝えに行ける、肉食系男子なのでした。

アナスイの重すぎる愛とその理由

お次はアナスイの愛の重さについてです。愛にのめりこみがちなアナスイですが、過去の恋愛もなかなかヘビーで…彼女の浮気現場を目撃してしまい、2人をバラバラに分解してしまいます。これだけでもホラーですが、その理由がこちら。


荒木飛呂彦(2001年)『ジョジョの奇妙な冒険 第6部ストーンオーシャン』7巻 集英社(96頁)

昼ドラばりのサスペンス劇場。しかも「自分でもかなり殺人鬼だと思う」って自覚してたよな…ヒィッ…!

恋のことになると突っ走りがちなアナスイのことなので、彼女を本気で愛していたゆえに、プッツンきちゃったんでしょうね~!でも精神疾患なしで相手を「分解」って、なんかもう、愛が重すぎる。

一直線な恋をするアナスイだからこそ、相手の裏切りは許しがたいのかもしれません。恋愛体質だよな~!

でもなぜここまで重い愛になってしまうのでしょうか。詳しい描写はありませんでしたが、気になるのが両親へのアナスイの態度です。


荒木飛呂彦(2003年)『ジョジョの奇妙な冒険 第6部ストーンオーシャン』16巻 集英社(42頁)

家庭環境は不明ですが、少なくともアナスイが両親の愛情を感じていなかったことは推測できます。例えば分解癖を理解されないどころか、入院も半ば無理やりさせられた…とかね。両親の言動で、心に傷を負ったとしたらなおさらです。

だから過去の恋愛では、他人から愛されたことが純粋に嬉しかったのかもしれません。それゆえに裏切られた時には人一倍、怒りが湧いてきたなんて可能性も考えられそうです。あるいは両親からの愛を受け取れなかったせいで、自分も人の愛し方がイマイチ分からなかったりして…

色々な理由が想像できますが、とにかくアナスイの愛が重いことは間違いありません。山岸由花子といい勝負なくらい、恋愛体質なアナスイなのでした。

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2. アナスイの恋愛対象以外への態度

次にアナスイの恋愛対象以外への態度を見ていきます。イマイチつかみきれないところのあるアナスイですが、エンポリオには「ウェザーがおさえつけていないと何をするか分からない」とまで言われるほど、危険人物扱いされていました。一体、何をやらかしていたんだろうな…

そんなアナスイですが、徐倫以外への人物にはどのような態度で接していたのでしょうか。その言動から、アナスイの人間性について考察してみます。

フー・ファイターズを見下すアナスイ

まずはフー・ファイターズへの態度を見てみます。んま~~~~散々振り回されまくったフー・ファイターズですが、その割にはアナスイからの当たりが酷いんですよね~!ウェザー・リポート(偽物だけど)と徐倫が抱き合う姿を見た後には、パニックになったのか、こんなことを言いだします。


荒木飛呂彦(2002年)『ジョジョの奇妙な冒険 第6部ストーンオーシャン』11巻 集英社(36頁)

「たかが」とまで言われてしまい、ショックを受けるフー・ファイターズ。たしかにデリカシーないよねぇ~!あれだけ巻き込んだのにさ~!

さらにこの後、アナスイは緑の赤ちゃんについて「わけのわからない生物は始末しとくべき」と発言し、フー・ファイターズの怒りを買います。フー・ファイターズに対して性格や知能ではなく、プランクトンという種別だけ見下していたことが伺える発言ですが、この辺りは徐倫の内面も知らずに、ほぼ外見だけで惚れたアナスイらしいというか…

ウェザー・リポートへの嫉妬から始まったこの一連の言動ですが、たとえアナスイが恋愛体質だとしても、外見や種族で人を判断するのは褒められた行為ではないはずです。というか、まず徐倫のお友達なら大切にした方がいいのでは…?この辺りの判断力が鈍ってしまうのは、恋愛に関しては周りが見えなくなりがちなアナスイだからこその行動なのかもしれません。

徐倫の父・承太郎への態度から見えるアナスイの本気

次に徐倫の父・承太郎への態度から、アナスイの気持ちを考察してみます。もうさ~~~承太郎なんか見るからに、結婚の挨拶の鬼門な訳ですが、やっぱりアナスイも断られてしまいます。やれやれだぜ…

さらにその後は徐倫を引っ剝がされるなど、承太郎に良く思われていないアナスイ。お父ちゃん怖い。

でもアナスイは、冷たい態度で接してきた承太郎への攻撃を、スタンドで引き受けようとします。しかも承太郎に時を止めるタイミングを指示するなど、先頭に立って指揮していました。


荒木飛呂彦(2003年)『ジョジョの奇妙な冒険 第6部ストーンオーシャン』17巻 集英社(137頁)

すべては徐倫を守るため…な訳ですが、そのために命をかけて超本気で行動しているのです。承太郎もちょっとグッと来たのでは…?

さらに思い返してみればアナスイは、徐倫に指輪を用意していたこともありました。お金の出どころは分かりませんが、仮に刑務所で働いたとしても高額なお金はもらえないはず。金で全てが動くこの刑務所で大金払うなんて、一生懸命に徐倫を喜ばそうとはしているんですよね~!ぶん投げられちゃったけど。

このようにアナスイは承太郎に断られてもめげずに、最後まで徐倫のために徹していました。恋に没頭するあまり、時に理性を失いがちだったりもしますが、一生懸命な部分も多いはず。見方によっては、とってもピュアな人物と言えるのかもしれません。

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3. アナスイは実は知的派!?

そしてアナスイの内面として、頭脳についても考えてみます。幼い頃からの分解癖が殺人に繋がってしまったアナスイ。でもよくよく考えてみれば、高圧電信柱だの車だの、感電の危険があるものを分解していたところを見るに、かなり頭がキレる人物のはずです。

他にも風水に詳しかったり、フー・ファイターズがエンポリオの部屋を訪れた際にも読書をしていたり…さらに徐倫の顔に生えた植物を危険を顧みずに噛んでみたり…知的好奇心が人一倍強い人物なのかもしれません。

また知識だけではなく、状況判断に優れた描写もありました。心のどこかで承太郎の助けを待とうとしている徐倫に対し、こんな言葉をかけています。


荒木飛呂彦(2003年)『ジョジョの奇妙な冒険 第6部ストーンオーシャン』16巻 集英社(70頁)

たしかにアナスイの言うとおりなんですよね~!ただこの人が言うと、自分が頼られたいだけに聞こえるだけで。正しいこと言ってるのに…

6部のキャラクターの中でも、知的な一面を見せていたアナスイ。知識の多さだけではなく、地頭の良さも描かれた人物なのでした。これはかなりのストロングポイントだよな~!

ウェザー・リポートの死とアナスイの優しさ

最後に、アナスイの頭の良さゆえに生まれた優しさが描かれた場面を見てみます。注目したいのは、ウェザー・リポートの死亡シーンです。自分が駆けつけたためにウェザー・リポートが死んだと、自責の念にかられる徐倫。その様子を感知したのか、アナスイはこんな言葉をかけています。


荒木飛呂彦(2003年)『ジョジョの奇妙な冒険 第6部ストーンオーシャン』16巻 集英社(43頁)

遠回しに「自分を責めるな」「君の存在は他人を救っている」と伝えるアナスイ。自身も徐倫のおかげでウェザー・リポートのように救われたと感じたことを織り交ぜて話しており、アナスイの優しさと説得力が光るシーンです。

だからこそ生まれたと考えられそうなのが、この次の話での徐倫の行動でした。


荒木飛呂彦(2003年)『ジョジョの奇妙な冒険 第6部ストーンオーシャン』16巻 集英社(49頁)

目をつぶりながらウェザー・リポートの死や承太郎に思いを馳せる徐倫。1ページ前では目を開けているので、このコマが寝た瞬間じゃないかな…だからアナスイの腕に手を回したのは、意識があるうちだったのではないかと思われます。これ、かなり信頼されていると見ていいんじゃないかな~!良かったねぇ…!

何かとぶっ飛んだ言動の多いアナスイですが、人の悲しみに寄り添える優しさが描かれたアナスイ。適切な言葉を選んで話せる賢さを見せた辺り、やっぱり知的な人物なのかもしれません。なおフー・ファイターズには(以下略)

最後に…アナスイのモテ度を判定!

最後にアナスイのモテ度を判定です!

モテ度判定
愛が重い度     ★★★★★
意外とピュア!?度 ★★★★☆
実は知的度     ★★★★☆

キャラが立ってますね~~~~!!!!ジョジョの男キャラ史上、最も恋愛にどっぷりだったんじゃないかな…

徐倫に依存気味なので、ちょっと愛が重いよな~~~~という印象でした。恋愛相手としては、かなり人を選びそうですよね~!それでもどこか優しく憎めないのは、持ち前の頭の良さが発揮されているからなのかもしれません。あとはフー・ファイターズに優しくなれればいいんだけどな…

殺人鬼だから怖いと思いきや、指輪を投げられたり、大ピンチな場面で結婚の挨拶を始めたり…と、3枚目っぽさすら感じさせるアナスイ。超モテキャラ!とはちょっと違うようですが、でもいいキャラしてるよな、本当…!

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