【モテ判定】ジョセフは本当に「モテない」のか、恋愛適性を考察してみた

ジョジョコラム

ジョジョの奇妙な冒険の2部より登場した、ジョセフ・ジョースター。明るい華のあるキャラクターで、奇想天外な戦闘スタイルも魅力的でした。

そんなジョセフですが、戦友のシーザーには「彼女なんている訳ない」だの散々な言われよう…でも本当にジョセフはモテないのでしょうか。今回は2部を中心にジョセフのモテ度を勝手に検証です!




1. ジョセフは大事な人への行動力がスゴイ!?

まずジョセフの行動力について考えてみます。行動力には目を見張るものがあるジョセフですが、その原動力となっていたのは大事な人の存在があったからではないでしょうか。

アメリカに移住するまで、両親がいないジョセフにとって大事だったのは、身内のエリナと親身になってくれるスピードワゴンの2人でした。そんな大事なスピードワゴンを、13歳で誘拐から救った時にはこんなことを言っています。

荒木飛呂彦(1988年)『ジョジョの奇妙な冒険』5巻 集英社(176頁)

優しい子だねジョセフは…
まあ飛行機墜落させたんですけども。記念すべき初めての墜落。

人を救いたいからって墜落させるかね…と言いたいところですが、この辺がジョセフの行動力のスゴさ。そして極めつけがこれ。


ジョジョの奇妙な冒険 :柱の男. TOKYO MX, 2012-12-29.(テレビ番組)

カラーで見る恐ろしさよ…原作の100倍くらいインパクトあるぜ…
本人は自信満々なところが、何ともシュールなこのテキーラ嬢。チークが全くぼかせていない辺り、メイク初心者っぽいです(そりゃそうだ!)でもスピードワゴン救助のために、これが最善策だったからしょうがないよね!タコス!

こんな風に大事な人のためには手段を選ばず、危険も顧みずに行動に移せるのがジョセフの強み。きっと恋愛でも相手のために体を張って守ってくれるのではないでしょうか。

ただし興味のない人には調子のいいジョセフ

さて大事な人のためには身を投じて行動できるジョセフでしたが、そうでない人には結構いい加減なようです。

例えばストレイツォ戦では、女性新聞記者を人質に取られてしまうジョセフ。「ブスのために闘えない」と発言してしまい、戦闘後には女性記者に怒られてしまうのですが、当の本人はこの対応…

荒木飛呂彦(1988年)『ジョジョの奇妙な冒険』6巻 集英社(100頁)

雑ぅ~~~~~!!!!このお調子者め~~~~!
本当に覚えていないのか、テキトーなこと言っているのかは微妙ですが、赤の他人にはなんとも雑な対応です。でも考えなしに言ったというよりは、ストレイツォとの駆け引きとして「ブス」という言葉を用いたようにも見えます。とはいえ怒られてもしょうがないよね~…

赤の他人には、ついつい調子いいことを言っちゃうジョセフなのでした。

両親がいなかったが故のジョセフの優しさ

ところでジョセフが、大切な人のために戦える原動力は何なのでしょうか。ジョセフのプロフィールを見ながら、考えてみます。

家族の欄に「両親がおらず、エリナに育てられる」とありますが、注目したいのは「けっこう寂しがり屋なのかも」の一文。両親がいない上に一人っ子だったジョセフ。近くにエリナとスピードワゴンはいたものの、父母との愛とは少し違ったはずです。特にエリナはジョセフのことが大切でも、1番愛していたのはジョナサンな訳だし。


だから心のどこかで、両親じゃないと埋められない孤独を抱えていたからこそ、寂しがり屋なんじゃないかな~…と。でも両親はもういないので、せめて今いる大切な人をこれ以上失わないようにすることが、ジョセフの原動力に繋がっていたのかもしれません。

そう考えるとちょっと感慨深いのがこのシーン。ジョセフが承太郎の言葉遣いに怒っているところです。

荒木飛呂彦(1989年)『ジョジョの奇妙な冒険』13巻 集英社(46頁)

これね~~~~ホリィが大好きだから怒っているだけではなく、承太郎への「両親が健在なんだから優しくしとけ!」というメッセージなんじゃないかな~。同じくらいの年代の時に、母に優しくしたくても出来なかったジョセフだからこその、愛あるお言葉なのかもしれません。承太郎がそこまで気づいているとは思えませんが、実は泣けるシーンだったりして…

両親がいない寂しさを知っているからこそ、今いる人たちを失わないために全力で戦えるジョセフ。ジョセフのモチベーションはちょっと切ない理由なのかもしれません。

2. ロマンチックではなくても絶妙なジョセフの口説き文句

恋愛では愛を伝える言葉も大事だよね!ということで、次にジョセフのコミュニケーションについて見ていきます。

2部には女の子を口説きまくっていた人物として、シーザーがいました。女の子と話し慣れていそうなシーザーですが、初対面時のジョセフはロマンチックな言葉を女の子にかける様を見てこの反応。

荒木飛呂彦(1988年)『ジョジョの奇妙な冒険』7巻 集英社(97頁)

やかましいな~~~~~!!!!アニメ版なんて「ぎゃぱァー!!」の時に立ち上がっちゃってるもんな。

でもシーザーを見て「あーゆーやつ大っ嫌い」と言っているのは、自分にはとても出来ないからではないかと思います。もしジョセフもシーザーみたいなタイプだったら、「あのイタ公分かってやがるぜ…」となる訳で…そもそもジョセフとシーザーはコミュニケーションの取り方が違うんですよね~。

例えばスージーQのからかい方ひとつとっても、ジョセフは全然ロマンチックじゃない。

荒木飛呂彦(1989年)『ジョジョの奇妙な冒険』9巻 集英社(76頁)

シーザーからすれば「下品なやつ」とでも言いそうなセリフ…でもスージーQとはドンピシャでノリが合うんでしょうね~!既に夫婦漫才みたいだし。


そして赤石を取り戻しに行く時の別れのセリフでも、スージーQをめちゃくちゃからかっていました。

荒木飛呂彦(1989年)『ジョジョの奇妙な冒険』9巻 集英社(117頁)

からかってはいるんだけど、じんわりと優しさがにじみます。落ち込んでいるスージーQでしたが、このジョセフの言葉でパッと明るくなりました。リサリサでもシーザーでも喜びはしただろうけれど、ジョセフの言葉選びのセンスは上手いんですよね~!シーザーみたいにロマンチックな言葉とは違い、軽快でスキのある言葉です。スージーQも思わず「大バカ野郎」なんてツッコめちゃうから、元気も出るし…

人懐っこさとノリの良さを兼ね備えた上に、気配りも入った言葉が使えるジョセフ。そりゃ~言われた方も嬉しくなるもんです。天性の人たらしだなこりゃ…

恋愛以外でもジョセフは言葉選びが上手!?

ジョセフの言葉選びの上手さは、戦闘時にも見られます。ワムウ戦では一人追い詰められたジョセフが、危機から逃れるために言葉巧みに再戦してもらえるよう誘導していました。

荒木飛呂彦(1989年)『ジョジョの奇妙な冒険』8巻 集英社(147頁)

ワムウの性格を見抜いた上で挑発し、再試合にこぎ着けるのは、まさに言葉の巧みさと観察力の賜物。これ「友人を作るのがヘタクソ」と言われたシーザーじゃ無理だったんじゃないかな~正面突破しそうだもんな~~~。

3部でもダービーに「オービーくん」とわざと間違えて挑発するなど、言葉で相手を翻弄する上手さは健在。もしかしたら不動産王になれたのは、周りをよく見た上での物言いと人たらしな気質があったからこそなのかもしれませんね~。だって人徳も交渉力も人一倍ありそうだもの!

ロマンチックではないものの、ユーモラスで優しさあふれる言葉を選ぶジョセフ。そして時に自分を抜けているように見せるのは、実は鋭い洞察力に裏打ちされたものでした。親しみやすさと巧みな言葉のセンスは、人間的にも仕事でもきっと魅力的に映るジョセフならではのカッコよさと言えそうです。

3. ジョセフは素直なのか?

違う家庭で育ったからこそ、相手の心情は分かりやすいといいよね…!ということで、最後にジョセフの素直さについて考えてみます。

思ったことがすぐに口に出てしまうジョセフ。地獄昇柱の登頂後には、キツすぎる修行を与えたリサリサに仕返しをしようとしました。しかし修行により波紋の扱いが上手くなっていることに気づくと、態度が一変します。

荒木飛呂彦(1989年)『ジョジョの奇妙な冒険』8巻 集英社(147頁)

手のひらくるくるなジョセフ。シーザーもちょっと呆れ気味でしたが、性格的には超素直です。恋愛的にはありがたいね~~~~!

他にもシーザーの過去をリサリサから聞かされて自分の言動をすぐに反省するなど、気分の転換も早いタイプのようです。さらに自分も加勢するとまで言いだし、ネガティブな感情からすぐに前を向いて行動できる良さも持っています。

どうせ一緒に過ごすなら、すぐに明るくなってくれる方がいいもんね!ということで、ジョセフの素直が故の切り替えの早さは、恋愛的にもかなりアドバンテージとなるのではないでしょうか。


裏と表があるジョセフ

さて一見素直なジョセフですが、いつも気分が読みやすい訳ではありません。時には表面上で見せている顔と心境が、全く違うこともあります。

そのひとつが、ワムウに指輪を取りつけられた後のシーン。ワムウと1か月後に再戦するはめになったジョセフは「ハッタリのつもりで1か月と言ったのに」「せめて1年と言えばよかった」などと悔いています。その軽いノリを見て怒るシーザーですが、ジョセフはただふざけていた訳ではありませんでした。

荒木飛呂彦(1989年)『ジョジョの奇妙な冒険』8巻 集英社(67頁)

ジョセフの台詞から、シーザーまで暗くならないようにという、彼なりの気遣いだったことが分かります。まあシーザーには1ミリも伝わっていないんですけど。

本心が見えない人と聞くとあまり良いイメージがありませんが、ジョセフの場合は大切な人を思うが故の裏表。そんなジョセフの内面は、シーザーも認めるところでした。

荒木飛呂彦(1989年)『ジョジョの奇妙な冒険』9巻 集英社(32頁)

シーザーも惚れこむほどのいい男。だって結局優しいんだもんね~!おちゃらけていそうに見えても、大事なものを守るために頭をフル回転させているジョセフ。外面に見えている以上に、かなり頼れる男と言えそうです。

最後に…ジョセフのモテ判定!

最後にジョセフのモテ判定です!

モテ度判定
行動力がスゴイ度    ★★★★★
気配り上手な人たらし度 ★★★★★
気分が読みやすい度   ★★★★☆

なんやかんやでモテるでしょうね~!
初見でシーザーは「モテない」って言っていましたが、ユーモラスに見せかけて結構真面目なところもあるし。人並み以上の行動力もあるから仕事も出来そうですよね~マンマミーア~~~~!!!

長年連れ添ったスージーQだって「知り合って以来期待を裏切られたことはない」って言ってたもんね!
あっ…不倫……

 

モテ判定の記事はこちらもどうぞ~!

【モテ判定】空条承太郎は本当にモテるのか?恋愛適性を考察してみた
承太郎は家系がスゴすぎ?優しさを評価されたい!?感情表現が下手?など、承太郎のキャラクターからモテ度を判定してみました。恋愛対象にするには、覚悟が必要だったりして…!?
【モテ判定】ポルナレフはただの女好きなのか?恋愛観を検証してみた
ポルナレフは本当にただの女好き?実は恋には超真面目だった!?恋愛向きの性格?家族への憧れは?など、ポルナレフのキャラクターを考察して、モテ判定をしてみました。チャラついていそうで結構ピュアだったり…!?
【モテ判定】花京院は恋愛慣れしているのか、モテ度を検証してみた
花京院は隙なしで近づきがたい!?男気がスゴすぎる?本当に「コミュ障」?など、花京院のキャラ考察からモテ度を判定しました。花京院は17歳にして驚異のスペックだった…!?




タイトルとURLをコピーしました