【ジョジョ】死神13は本当に最強のスタンドなのか考察してみた

ジョジョコラム
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ジョジョの奇妙な冒険3部に登場した死神13。変わった能力を持ち、最強と評されることもあるスタンドです。

今回は死神13は本当に最強のスタンドなのか、考察してみました。


1. 死神13は本当に最強のスタンドなのか

まずは死神13は本当に最強なのか、考察してみます。たしかに夢の中でのジョースター御一行はやられ放題でしたよね~!ただ本体は赤ちゃんなので、夢に入られる前であれば強いわけではありません。だってウ〇コでギブでしょ???というか承太郎のワンパンでも再起不能にできそうなので、最強とは言いづらいですよね~…

死神13そのものもスタープラチナのように総合的に見て最強というより、無防備な状態で夢に入れるという条件がクリアできれば最強クラスというイメージではないでしょうか。スタンドを夢に持ち込むしかないなんて、あまりにも初見殺しすぎるもんね~!

とはいえハイエロファントグリーンのような監視、偵察向きのスタンドを出しっぱなしにされてしまうと不利だよね。死神13はスタンド使いからスタンドを剥がして戦うことが最大の武器なので、最強だとしても条件つきで、というのが正しい気がします。

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2. 死神13が最強なのはスタンドよりも本体!?

次に死神13の本体について考えてみます。マニッシュ・ボーイはイレブンマンスの天才児でしたが、11か月で想像するのは無邪気で可愛らしい赤ちゃんの姿。だからこそまさか赤ちゃんが襲撃してくるとは考えないわけで。スタンドを自在に操るDIOの手下だなんて夢にも思わないよね~…

ただしマニッシュ・ボーイがこの強みを使えるのは今の時期だけ。青年になってしまえばあんなにスムーズに襲撃できないかもしれないし、花京院の「こいつが本体です!」という言い分だってきっとすぐに信じてもらえたはず。だから死神13はスタンドというより、「赤ちゃんは悪なわけがない」という先入観をくつがえす本体こそ怖いんですよね~~~~!!!

赤の他人にも関わらず、熱があるからと病院へ連れて行こうとしたり、イナイイナイバーであやしたり、離乳食を作ったり…花京院さえも「赤ちゃんだから痛めつけない」「近くの街に連れてってやる」と温情判決を下す始末だったマニッシュ・ボーイ。スタンドよりも赤ちゃんゆえにみんなが油断してしまうことこそ、強さなのかもしれません。

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3. ある意味最強スタンド!?承太郎たちの絆を破壊しかけた死神13

死神13たちが花京院たちに与えた影響について考えてみます。敵として承太郎たちの前に現れるも、「ぼくはバカではありません」だの「呑気してませんよ」だのさんざんハードルを上げまくりつつ結果を残してきた花京院。信頼感グンバツでしたが、そんな男が精神的にやられていると認定されてしまうわけでしょ~!?このチームワークをぶち壊してしまうことこそ、死神13戦の怖さのひとつなんですよね~…

なんせジョジョでは主人公サイドはチームであることが最大の強み。単体でやってくる強力な敵にみんなで立ち向かって勝利を手にするのが基本スタイルですが、死神13はこの強みを破壊しかけていたんですよね~しかも1番のブレーンが戦力外にされかけるというね…マニッシュ・ボーイもポルナレフに気絶させられた花京院を見て、こう語っていました。

やったッ!バレずにすんだぜ!おまえらの負けだッ!仲間を信じない自分に負けたのだ!おまえらは おまえらで自分の首をしめたのだッ!オレの勝利だ マヌケどもめ!荒木飛呂彦(1990年)『ジョジョの奇妙な冒険』18巻 集英社(187頁)

みんな花京院の意見に耳を貸せばよかっただけなのに、赤ちゃんという本体と記憶に残らない夢の世界に翻弄されて、それすらできなくなってしまう。マニッシュ・ボーイのいうとおり、ほぼ自滅みたいなものなんだよな~…しかも夢の中とはいえ、仲間を信じてあげられなかったという後悔の中で死ぬというね。主人公サイド的には後味最悪すぎんか…?

ジョースター御一行の絆を破壊し、自滅させることさえできた死神13。ジョジョの主人公チームの強みを破壊するという点では、ある意味最強クラスの敵といえるのかもしれません。

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死神13はジョースター御一行の絆を深めたスタンドだった!?

最後にその後の話について少しだけ触れてみます。さて死神13戦はやっと仲間に出会えた花京院が、信頼を失って孤立していくという話でした。花京院にとってはトラウマ級の体験ですよね~…

でも戦闘後の花京院は信じてもらえなかったことを愚痴ることも、自分の手柄だ!と主張することもありませんでした。それは花京院が「ひかえ目」で「チームの輪を保とうとする気持ちが強い」性格だからではないでしょうか。「夢の中の世界は誰も覚えていないから話しても混乱させてしまう」「勝利できたならそれでいい」と思っていたのかもしれないよね。

でもね、どこかで死神13の話はしていたと思うんですよね~…注目したいのはンドゥール戦前に「9人の男女がDIOの館から旅立った」という報告を受けた後のコマです。


荒木飛呂彦(1991年)『ジョジョの奇妙な冒険』20巻 集英社(49頁)

人にものを尋ねるポーズさえも面白い花京院。なんだこの左手は… 

「残りは世界ただ一枚」の台詞を見るに、「死神」の暗示を持つスタンド使いの話は出ていたはず。スタンド博士ことアヴドゥルが復帰後に気づき、話題に上がった可能性がありそうですよね~!花京院のことなので自分の手柄を激しく主張することはなさそうですが、ひとり孤独に戦っていたと皆が知った時、ジョースター御一行の絆はまた一段と深まったのかもしれません。

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まとめ:死神13は本体が赤ちゃん、条件つきで最強スタンドなのでは

死神13について考察してみました。たしかに強いのですが、能力が特殊すぎるゆえに条件つきで最強というスタンドではないでしょうか。それよりも本体がえげつないよね、イレブンマンスの天才児が使ってこその能力でしたね~!

夢の中を自在に操りながら鎌を振り回す物理攻撃はもちろん、チーム破壊の精神攻撃も強力だった死神13。でも本体のマニッシュ・ボーイも物理と精神の同時攻撃(ウ〇コ)でチャン♪チャン♪というね。なんともよくできた話だよな~!

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