承太郎は3部から6部にかけて成長したのかmbti(16タイプ)から考察してみた

ジョジョコラム
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ジョジョの奇妙な冒険3部から6部にかけて登場した空条承太郎。6部では父親となった姿が印象的でした。

今回は承太郎が3部から6部にかけての成長をmbti(16タイプ)の観点から考察しました。


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3部から6部の承太郎のmbti(16タイプ)

まずは承太郎の16タイプについてです。ネット評どおり、恐らくISTPですよね~!自分の美学を持つリアリストで、感情表現や他人とのコミュニケーションはちょっと不得意なタイプです。

でね、16タイプには心理機能というものがありまして。各タイプのものの考え方や動き方を、1番得意なこと、それを補助する機能、遊びの機能、苦手なことの4つから示すものです。ISTPはこんなイメージね。

Ti(第一機能=得意なこと):自分の論理、納得感に当てはめて本質を見抜く
Se(補助機能=第一機能を動かすガソリン):今!この瞬間!を捉える力
Ni(代替機能=遊び的な要素、ちょっと暴走しやすい):閃き、未来の予測
Fe(劣等機能=苦手なこと、不安定な機能):
他人との調和他人への感情表現が苦手

感情を内に秘めがちなのは、劣等機能によるものだとよくわかりますよね~!なんせ喜怒哀楽が全部「やれやれだぜ」だもんな。

ただ劣等機能は不安定な反面、ピンチの時などに爆発的な力を出す可能性を秘めている機能でもあって。それがよく表れていたのがダービー兄戦のポーカーの話。第一機能から順に「あのジジイが負けるなんて相手はイカサマのプロだ。同じ土俵にあがったら負ける。それなら精神力で勝負だぜ(自分の納得感から作戦を導く)」→「こいつ俺の揺さぶりに焦っているな(今この瞬間の観察力)」→「このままいけば自滅しそうだな、チャンスだ攻めるぜ(閃きと予測)」→「アヴドゥルも花京院も母親の魂も賭けるぜ!(他人との調和を無視!)と機能していました。つまり苦手な他人との調和をまさかの攻撃に転換して使っていたんですね~~~!すげ~~~~!!!

Feが第一機能のタイプには絶対に不可能であろう大技を決めていた承太郎。そんな彼は6部にかけてどのような成長を遂げるのでしょうか。

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承太郎の3部から6部への性格の変化とmbti(16タイプ)との関係

他人への感情表現が不得意な承太郎。でも決して薄情なタイプではなくて。3部、4部でも「きさまは花京院のことを知らねえ」だの「尊敬するぜ康一くん」だの話していましたよね~本人の聞いていないところで。

そんなシャイ(?)な承太郎ですが、6部になるとFeの機能が少しずつ開花していました。それがよくわかるのがこれ。


荒木飛呂彦(2000年)『ジョジョの奇妙な冒険 第6部ストーンオーシャン』3巻 集英社(38頁)

家族とのコミュニケーションが上手くいかず離婚に至った承太郎が、娘を前にはっきりと愛情を口にしたこのシーン。Feがよく表れていますよね~!劣等機能はピンチの時に表に出てくる機能でもあるので、自分の命の危機を本能的に察知して伝えたのかもしれないよね。

自分の弱さや欠点である劣等機能を認め、上手く付き合いながら個性をさらに伸ばした姿を心理学では「個性化」と呼びます。承太郎も個性化が見られたひとりですが、これなんてもう決定打では…?


荒木飛呂彦(2003年)『ジョジョの奇妙な冒険 第6部ストーンオーシャン』17巻 集英社(160頁)

まだ劣等機能が未熟な頃であれば、徐倫のピンチに気づいたとしても、第一機能のTi(自分の論理、納得感)が優先され、プッチを倒して世界を救うことこそ論理的とすら考えたかもしれません。でも世界よりも勝利よりも、娘への愛という感情と絆を最優先したのはFeが機能していたからこそのはず。

プッチは「徐倫は承太郎の弱点」と語っていましたが、たしかに勝利のためには娘は弱みであり、切り捨てた方が手っ取り早いことは事実です。それでも徐倫を守りたい!とFeが働いたのは、承太郎が無敵の戦闘マシーンではなく、血が通った温かな父親であり、完成体(=個性化)を迎えたことを示していたのではないでしょうか。泣ける…

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6部承太郎のアナスイへの「イカれてるのか?」発言の理由

最後にアナスイへの「イカれてるのか?」発言についてです。結婚の許可を迫るアナスイに強い言葉を使っていましたが、その理由をmbtiの観点から考えてみます。全文はこちら。

……………言ってる事がわからない…………………イカれてるのか?…………この状況で  荒木飛呂彦(2003年)『ジョジョの奇妙な冒険 第6部ストーンオーシャン』17巻 集英社(94頁)

沈黙が怖い。三点リーダー地獄。

プッチを倒さないと世界が変わってしまうという危機的な状況の中、結婚の許可をもらおうとするアナスイ。第一機能にTi(自分の論理、納得感)、補助機能にSe(今を捉える力)を持つ承太郎してみれば「今、結婚の話が出る必然性がゼロ」「打倒プッチ>>>>>得体の知れない男への結婚の許可」とでも思いたくなるところですよね~~~!

さらにここでも活躍していたであろう力が、劣等機能のFe(他人との調和、感情表現)。不安定な機能である反面、爆発的な力にもなり得る能力です。今回の場合、Feは「このヘヴィすぎる状況で?俺の愛する娘と結婚?そもそもテメーは何者だ?」とブチギレを引き起こしていたんじゃないかな~!

ということで「イカれてるのか?」は、Ti、Seによる「アナスイは承太郎の美学の外にいる男」という結論が、Feの大爆発に後押され、「お前はオレと調和できる人間ではない」という強烈な拒絶の意思表示に変換された言葉といえるのではないでしょうか。もし承太郎がFeが第一機能なら全然違う台詞のはずだよね、「娘を愛してくれてありがとう。でも今は皆も戸惑ってしまうし、協力することが大事な時ではないか?やれやれだぜ(ニッコリ)」とか。あんた誰~~~~~~!?

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まとめ:3部から6部の承太郎はmbti(16タイプ)で見ると大きく成長していた

承太郎の成長について16タイプから考察してみました。家族を持ったことで劣等機能でもある感情表現が、6部にかけて開花していたと言えるのではないでしょうか。

また劣等機能が承太郎の不器用さでありつつ、圧倒的な圧を生み出していることもよくわかりますよね~!花京院らの魂をかけたり、「イカれてるのか?」とブチギレを引き起こしたり…劣等機能と聞くと弱点のように見えますが、それが承太郎のらしさにも繋がっているんですよね~!魅力的なところでもあるよな~!

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参考文献
河合隼雄(2009年)『ユング心理学入門:〈心理療法〉コレクションI』岩波書店
林道義(2001年)『心のしくみをさぐる 心理学入門II』PHP研究所

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