ポルナレフの3部から5部への性格の変化をmbti(16タイプ)から考察してみた

ジョジョコラム
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ジョジョの奇妙な冒険3部と5部に登場したポルナレフ。再登場時には別人かのように落ち着いた佇まいを見せました。

今回はポルナレフが3部から5部にかけて性格が変化した理由を、mbti(16タイプ)の観点から考察してみました。


5部ポルナレフへの性格の変化はこちらでもまとめました

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3部、5部のポルナレフのmbti(16タイプ)

まずはポルナレフの16タイプについてです。インターネット上でも推測されている通り、恐らくポルナレフの16タイプはESFP人懐っこい共感性!計画性より今重視の出たとこ勝負!感情が大事!なタイプです。もっとざ~~~~~っくり言えば、悲しそうな人を見て「大丈夫?めっちゃ悲しいよね~わかる~!パスタでも食べいこ?」という優しいギャルね。

つまりポルナレフがワンワン泣くのも、J・ガイルを前に歯止めが利かなくなったのも、死神13戦でアイスクリームを舐めて呑気してたのも、気持ちと今この瞬間を大事にするタイプだからなんですよね~!次の瞬間の後悔より今の怒り、証拠も計画性もなくてもオレの正義があるんだ!と突っ込む性格ね。

さらに16タイプには心理機能というものが関係していまして…1番得意なこと、それを補助する機能、遊びの機能、苦手な機能を4つにわけて、各タイプはどのようにものを考えて動いているのか?ということを8種類のうち4種類で示すものです。ESFPはこんな感じ。

Se(第一機能=得意なこと):今!この瞬間!を見て動く圧倒的な機動力
Fi(補助機能=第一機能を動かすガソリン):オレの気持ち!オレの正義!を大事にする
Te(代替機能=遊び的な要素、ちょっと暴走しやすい):損得勘定、効率性、論理性
Ni(劣等機能=苦手なこと):未来を見据えられない、計画性がない

こちらを見ても未来よりも今この瞬間を見て、自分の気持ちを大事にし、時に効率性を考えて動くタイプであることがよくわかりますよね~!J・ガイル戦に当てはめるなら、第一機能から順に「J・ガイルがいた!(今の事実)」→「妹の仇だ!ぶっ殺しに行くぜ!(オレの気持ち!正義!)」→「うるせーなアヴドゥル!今逃したらダメだろうが!(効率重視)」→「ミイラ取りなんて知るかよ!説教するんじゃね~~~!(計画性ゼロ)」という感じ。Niの苦手さはもちろん、Teも暴走気味だったことがよくわかります。

そんな切り込み隊長のような3部ポルナレフですが、5部になると虎視眈々と獲物を狙うかのような落ち着いた性格に変化していました。一体なぜ…!?

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ポルナレフの3部から5部への性格の変化とmbti(16タイプ)との関係

ということで5部への変化について考えてみます。今ここ!オレの気持ち!という姿ではなく、冷静にジョルノらを先導するタイプに変わったポルナレフ。直情型の性格どこ行った?と気になるところですが、これも心理機能で説明できそうなんですよね~…

ポルナレフは5部で体の一部を欠損し、車椅子生活を余儀なくされたことで、最も得意としていたSeの機動力が強制終了させられてしまいました。そこで活躍したのが劣等機能のNi(計画性や未来のビジョンを見据える能力)。劣等機能は経験値を重ねたり、人生のピンチが訪れると開花することがあるのですが、ポルナレフは今を重要視して行動するSeが自由に使えなくなってしまったことで、未来を見ざるを得なくなってしまった=Niが開花したんじゃないかな~!

だからこそポルナレフは長年ず~~~~~~っとジョルノらのような存在を待つことができたんですよね~!矢を託せる人間を見つけるという結果を見据える(Ni)のはもちろん、インターネット回線を張るという論理性、計画性(暴走しがちな代替機能Te!)まで研ぎ澄まされたんじゃないかな~!

じゃあさSeって消えちゃったの?というのも気になるところ。でもねESFPである以上、今!ここ!を見る機能が失われるわけではなくて。5部ポルナレフの場合は機動力から、隠遁のために今この瞬間を見る能力に変化したのではないでしょうか。物音、風向き、殺気…と、隠遁生活を脅かすもの全てを察知していたんじゃないかな~という気がします。

またポルナレフは5部では「わたし」がメインの一人称でしたが、時折3部で使用していた「オレ」も登場していました。例えばこちら。


荒木飛呂彦(1999年)『ジョジョの奇妙な冒険』61巻 集英社(158頁)

ディアボロの行動をすぐさま察知したシーンでの台詞ですが、ディアボロへの脅し、気持ちの昂りがあったのはもちろん、3部で超得意だった機能Seが働いたゆえに「オレ」がとっさに出たのかもしれないよね。

ちなみに16タイプを提唱したユングは、得意な武器(ポルナレフの場合、今を見るSeや自分の感情のFi)だけで戦わず、劣等機能を認めて暴走させずに使えるようになることを「個体化」と呼びました。ざ~~~~っくりいえば人としての完成体のようなイメージですが、ポルナレフの場合は衝動的に行動するだけではなく、未来を見据えて他人のための忍耐力を身につけたのは、まさに個体化なのではないでしょうか。5部ポルナレフ、人間力高すぎる…!

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5部ポルナレフと真逆の16タイプ!?ディアボロとの比較

ここで面白いのがディアボロとの比較です。ディアボロは恐らくINTJで16タイプのアルファベットの組み合わせに加え、心理機能の種類、順番までポルナレフと真逆なんですよね~!

Ni第一機能=得意なこと):未来を見据える、計画を立てる
Te(補助機能=第一機能を動かすガソリン):損得勘定、効率性、論理性
Fi(代替機能=遊び的な要素、ちょっと暴走しやすい):自分のこだわり、美学が強い
Se(劣等機能=苦手なこと):未来を予測しすぎて今を見て動くのが苦手

ディアボロが自分の正体がバレたらやばい!組織を完璧にしよう!という未来を見据えて(Ni)、部下を巧妙に利用しつつ麻薬の利益で効率よくパッショーネを動かした(Te)反面、絶頂にこだわりすぎて娘や部下の気持ちをおろそかに(Fiの暴走)キング・クリムゾンで今を見ず未来へスキップ(Se)していたことによく当てはまるのではないでしょうか。

で、ポルナレフはこのディアボロの計画性にハメられてしまったわけですが、それはディアボロが「未来のビジョン」を見て行動するのに対し、3部同様Seが強かったであろうポルナレフは「今この瞬間の事実」を見て行動を決めていたからなんでしょうね~…今この瞬間を消してしまうスタンド能力なんて、相性が超~~~~~~悪いわけだよな…

さらにディアボロは未来を見据えた計画が得意なのに対し、ポルナレフは今この瞬間、オレの気持ちが大事なタイプ。麻薬の存在に気づいた時も「若者が被害にあうなんて許せねえ!」とは思っても、「待てよ?フランスまで麻薬を取引するなら、かなりでかい組織の可能性があるのでは?」「そんなボスなら能力も強力なのでは?」と不得意な予測や論理は機能しなかったのではないでしょうか。敗北も必然か…

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Seの大勝利!?5部ポルナレフvsディアボロとmbti(16タイプ)との関係

最後に5部ポルナレフとディアボロの再戦を16タイプの観点から考察してみます。ディアボロのようなINTJはNiとTeの機能で予測と論理性が売りである一方、予想外や非論理的な動きが弱点。先に作戦を練ってトラップを仕掛けるのは得意ですが、不測の事態が起こると論理が吹っ飛んでフリーズしてしまうんですよね~…それがよくわかるシーンがこれ。


荒木飛呂彦(1999年)『ジョジョの奇妙な冒険』61巻 集英社(167頁)

「何かわからんが」←Niのリタイア、「くらえッ!」←劣等機能Seの大暴走

ポルナレフの矢をスタンドに使うという予想外の動きに追いつけなくなってしまい、INTJが得意な論理は吹っ飛び、制御不能になったSe(機動力)だけで攻撃してしまったんですよね~…ポルナレフもこの瞬間使っていたのはSe。矢の効果がわからなくとも、今やらなきゃやられる!と確信し、即座に行動していましたが、Seが使い慣れた第一機能のポルナレフと、苦手な劣等機能のディアボロとの差がよく表れたシーンなのではないでしょうか。

5部ポルナレフはなぜディアボロへのリベンジに燃えていたのか
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まとめ:ポルナレフの3部から5部への性格の変化はmbti(16タイプ)の心理機能から説明できそう

ポルナレフの3部から5部への性格の変化について考察してみました。機動力が売りだった3部から冷静沈着な5部の性格に代わったのは、体の欠損と隠遁生活を余儀なくされた状況で、劣等機能が開花したからなのかもしれません。

またディアボロとの比較も面白いところですよね~!未来を見据えた計画とスタンド能力に敗北し、今この瞬間を捉える力でジョルノたちに希望を託したポルナレフ。16タイプの観点で見ると、第一機能と劣等機能が勝敗をわけた名勝負ではないでしょうか。

ポルナレフ大好きなブログで本当すいません

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荒木飛呂彦 関島眞頼 山口宏




参考文献
河合隼雄(2009年)『ユング心理学入門:〈心理療法〉コレクションI』岩波書店
林道義(2001年)『心のしくみをさぐる 心理学入門II』PHP研究所

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