なぜフーゴはナランチャに勉強を教えていたのか理由を考察してみた

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ジョジョの奇妙な冒険5部に登場したフーゴはナランチャに勉強を教えていました。

今回はフーゴはナランチャに勉強を教えていた理由や、2人の絆について考察してみました。


1. フーゴがナランチャに勉強を教えていた理由

最初にフーゴがナランチャに勉強を教えていた理由を考えてみます。恐らくブチャラティが世話を頼んでいたのだと思いますが、ここではアニメ版のフーゴの生い立ちを参考にしつつ、彼らの過去や内面という観点から考察してみました。

まずはナランチャに対するフーゴの共感ですよね~!両者とも両親の愛情を十分に受けられず、社会からはみ出して孤独を抱えていたひとり。フーゴにしてみれば自分を見ているようで、見捨てられなかったんでしょうね…ナランチャは学校に満足に行けなかったコンプレックスを抱えていたので、なおさら自分が得意な勉強なら!と手を差し伸べたのでないでしょうか。

あとはナランチャならきっとできる!と信じていたとかね。たとえブチャラティの命令だったとしても、いくらだって雑に教えることはできたはず。それでも手取り足取り教えていたあたり、やればできる男のはずと期待をしていたのかもしれないよね。フーゴなりの共感や深い愛があったのではないかな~という気がします。

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ナランチャへの勉強を教えることでもたらされたフーゴへの救済

勉強を教える行為がフーゴにもたらした影響についても考えてみます。これね~~~勉強を教えることでフーゴの受けた傷を癒していたんじゃないかな~!心理学的には「インナーチャイルドを癒す」といわれる、幼少期のトラウマや我慢せざるを得なかった感情に寄り添って心の回復を目指すことね。

周囲からの過度な期待と愛情の欠落、大学も家からも追い出されたことで傷を負ったフーゴですが、ナランチャも同じく居場所がなかったひとり。ナランチャに自分を重ねつつ、手を差し伸べることで誰も助けてくれなかった過去の自分を癒している、なんて解釈をすることもできるのではないでしょうか。

同時に愛情深く接することで、「世界は決して冷たいだけじゃないはずだ」「優しさは人を救うはずなんだ」と無意識に自分に言い聞かせ、自分が思う世間に対する印象を温かいものへ上書きしようとしていたのかもしれないよね。いずれにせよナランチャと接する時間は、フーゴの心にとっても大事な時間だったのではないでしょうか。

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2. フーゴが勉強ができないナランチャにキレる理由

ナランチャに優しいフーゴですが、それでもキレる理由を考えてみます。まずは「何回教れば理解できるんだ」と述べていた通り、手間がかかっているからですよね~!何度教えても成長しないなんて、そりゃ~~~時間と労力が浪費されたと感じるだろうし、怒りもわくよね…

それでもフーゴは諦めることなくナランチャに勉強を教え続けたのは、愛情があり、期待していたからのはず。が、だからこそ真剣に取り組まないナランチャにキレたくなるんですよね~!だって見てよ、ノートの端っこ。


荒木飛呂彦(2001年)『ジョジョの奇妙な冒険 第6部ストーンオーシャン』6巻 集英社(50頁)

へのへのもへじ。

ブチギレはきっと、なんで真摯に取り組まないんだ!お前は絶~~~~っ対にやればできるはずだ!という気持ちがあるからこそ。でもそもそも真面目な指導に対するレスポンスが落書きだったら、そりゃ~~~~キレるよね~!誰だってそーする、おれもそーする…

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3. ナランチャがフーゴに勉強を教わっていた理由

今度はナランチャがフーゴに勉強を教わっていた理由についてです。勉強に対するコンプレックスがあるらしいナランチャでしたが、へのへのもへじを描いてしまうあたり、学力を上げたい気持ちがイマイチ感じられないよね…

恐らくナランチャは勉強をしたかったのではないのだと思います。彼が本当に求めていたのは学力ではなく居場所。なんせブチギレてくれたブチャラティが大好きすぎて、チームに入っちゃったくらいだもんね~!その理由はこう説明されていました。

いつも考えるのは彼の「怒ってくれた事」……だった 『なぜ 彼はイキナリ怒ったのだろう?』でも あの怒りは「恨み」だとか「嫌悪」だとか人を「侮辱」するようなものは何もない怒りだった……警官たちや おれの父親が「怒る」時とは大ちがいだ  マジになってこのオレを怒ってくれた  彼には何の得もないのに…………………彼のあの態度の事を考えると  勇気がわいてくる  ナランチャは彼とその仲間のために働きたい…………「男っていうのはああいう人のために働くものだ」……ひたすら  そう思うようになった。
荒木飛呂彦(1996年)『ジョジョの奇妙な冒険』50巻 集英社(177頁)

損得勘定を抜きにしたブチャラティの怒り。それはたとえ「てめーをブン殴る」と強い言葉で怒鳴りつけられたとしても、父親のような無関心よりもずっと愛にあふれ、真剣に向き合って来る人間に感じられたはずです。同じように学力が伸びないからとフーゴがフォークを持ち出してくることも、ナランチャにとっては愛に見えたんじゃないかな~!

だからこそ結果はどうあれ、勉強に取り組むという姿勢だけは持ち続けたんでしょうね~…フーゴがひとりの人間として向き合ってくれるからこそ、期待に応えたい、認められたいう思いがあったのではないでしょうか。そんなフーゴに勉強を教えてもらう時間は、自分の居場所を感じられるかけがえのないひと時でもあったはず。フーゴのこと、大好きだったんだろうな~!

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ナランチャはなぜ学校に行こうとしたのか

最後にディアボロ戦でナランチャが学校に行くという決意を口にした理由についてです。全文はこれね。

オ…オレ…故郷に帰ったら学校行くよ頭悪いって他のヤツにバカにされるのもけっこう いいかもな…アツアツのピッツァも食いてえ!ナラの木の薪で焼いた故郷の本物のマルガリータだ!ボルチーニ茸ものっけてもらおう!
荒木飛呂彦(1999年)『ジョジョの奇妙な冒険』62巻 集英社(71頁)

この直後、どん底に落とされる展開があまりに切ない…

きっとナランチャは、フーゴが注いでくれた愛情を形にしたかったのだと思います。掛け算もできないので、実際に学校に行けば馬鹿にされるかもしれません。でもね、きっとナランチャは今度こそちゃんと勉強に取り組み、掛け算ができるようになったぞ!とフーゴの前で胸を張れる自分でいたかったんじゃないかな~!

また学校に行けば集団生活が始まりますが、ナランチャにとっては集団生活の場は、友達に裏切られるという悲しい過去と繋がるところ。そこに行く勇気を持ち、「頭悪いとバカにされるのもいいかも」とコンプレックスである学力についてすら肯定できたのは、フーゴらが愛情を持って接してくれたからこそ。世の中には自分を尊重し、優しさを与えてくれる人がいる。その経験が集団生活をイヤな思い出で終わらせず、トラウマを書き換えてやる!という勇気に繋がったのかもしれません。いい絆だ…!

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まとめ:フーゴがナランチャに勉強を教えていたのは愛情、自分の救済などの理由では

フーゴとナランチャの勉強について考察してみました。勉強を教えることを通じて、フーゴは自分自身を救済している一面があったのではないでしょうか。ナランチャも勉強そのものが楽しいというより、他人に愛情をかけてもらう実感が嬉しかったのかもしれません。

フォークを使った大喧嘩のインパクトが強すぎるこの2人。そんな大喧嘩をしても、次の日にはきっとナランチャは机に向かい、フーゴは見守ってくれたんじゃないかな~という気がするよね~(なお真面目に勉強するとは言ってない)へのへのもへじ…

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