ジョジョの奇妙な冒険3部に登場した、空条承太郎。高校生とは思えない迫力のある、硬派で武骨な主人公です。
取り巻きの女の子がいるほどモテていた承太郎ですが、恋愛相手としてはどうなのでしょうか。今回は承太郎のモテ度を勝手に検証です!
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1. 華やか過ぎる!承太郎の豪華な家系
恋愛では相手の育ちも大事だよね!と言うことで、まずは承太郎の家系を見ていきます。承太郎は、祖父は不動産王、義父はジャズミュージシャン、そして自身は海洋学者。さらには貴族まで輩出した華々しい家系です。
性格的な面も注目したいところ。ジョースター家は「紳士」で、恋愛では「生涯で一人のしか愛さない」伝統がありました。なんて育ちがいいんだ…!なおジョセフ(以下略)
これだけ見ると、わぁ〜〜〜素敵!と言いたくなる承太郎の家系。親にも張り切って紹介したくなっちゃう家柄ですが…ジョースター家にはもう一つ伝統がありましたよね…
ただし短命なジョースター家
そう、もう一つのジョースター家の伝統といえば「短命」であること。これはなかなか由々しき問題です。恋愛対象に「代々短命なんです~」とか言われたらちょっと引っかかりますよね~。しかもみんな戦いの末に死ぬ訳で…正義感は素晴らしいけれど、先に死なれるのはちょっと…ねぇ…というのが現実的なところではないでしょうか。
こう考えるとパートナーとして選ぶには金銭的な意味では安泰だけど、必ずしも長年幸せになれるかはちょっと考えもの。エリナなんか新婚生活5日間で終わってるし…長年幸せでいるためには、承太郎が戦いに出ていくのを止めるしかなさそうです。でも結局行っちゃうんだよ、黄金の精神のジョースター家だもの!
華々しさはあるものの、一筋縄では行かなそうな承太郎の家系。承太郎との恋愛は、何が起ころうと最期まで添い遂げる覚悟が問われる気がします。
2. 承太郎は優しさに気づいて欲しい!?
次に承太郎の優しさについて考えてみます。普段は無口で、騒がれると「うっとおしい」と相手を近寄せない承太郎。まぁね~大和撫子がタイプらしいし、不良だからね~と思っていたんですが、4部でもまだこんな発言をしているんですよね…
荒木飛呂彦(1992年)『ジョジョの奇妙な冒険』29巻 集英社(50頁)
アラサーでこの発言。ちょっと!大人げないですよ承太郎さん!モテる男だからこその余裕の発言とも取れそうですが、とにかく年を重ねても女性に騒がれるのは嫌いなようです。
ところで3部で承太郎と接触した女性として、家出少女のアンがいました。「父に会う」と嘘をついた上に、勝手についてきて、これこそ「うっとおしい」はず…ところがアニメでの別れの場面では、承太郎がアンの乗る飛行機を見送りに来るのです。しかもちょっと優しい顔で。
ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース :正義 その1 . TOKYO MX, 2014-07-05.(テレビ番組)
アンも「お母さん絶対助けなよー!応援してるからー!」と言って別れていることから、短期間の中で承太郎と交流を深めていたことが伺えます。
自分の好みではない女の子には厳しい承太郎ですが、なぜアンには優しい顔を見せるほどの仲になれたのでしょうか。
承太郎の内面が「カッコいい」と思ったアン
承太郎とアンの仲を深めたきっかけとして、まずアンを放っておけない、承太郎なりの優しさが考えられます。年下な上にスタンド能力を持っていないアン。命の危険にさらされたことも何度もあり、その度に承太郎が手を差し伸べました。序盤では敵だった花京院を命を張って助けたことからも、承太郎は死に直面する相手を放っておけないのかもしれません。
またアンによる、承太郎への好感の持ち方もポイントになりそうです。承太郎を「カッコいい」と評していたアンですが、最初から好印象を持っていた訳ではありません。胸を触って性別確認したり「ションベンくせえ」なんて言ったせいなのか、承太郎の親切心にはこの態度…
荒木飛呂彦(1990年)『ジョジョの奇妙な冒険』14巻 集英社(145頁)
ど、どんまい承太郎…
でも承太郎はめげることなく、このストレングス戦で男がクレーンで顔を刺し殺された時には、アンに死体を見せないよう目を咄嗟に覆ってあげています。ジェントルマンだな~!
この辺りからアンも承太郎に懐き始めたのか、黄の節制戦前には一緒にインド行きのチケットを買いに出かけていました。運命の車輪戦でも、アンが逃げそびれたところを助けたりとやっぱり親切。
荒木飛呂彦(1990年)『ジョジョの奇妙な冒険』17巻 集英社(14頁)
言葉は乱暴な承太郎ですが、やっぱり命の危機にある人を見捨てられないんでしょうね…そして承太郎にますます懐くアンちゃんなのでした。
ここまでを振り返ると、アンは承太郎の優しさに触れる度に、好感を抱いていることが分かります。それまでに登場した取り巻きの女子生徒や、写真撮影を頼んだ観光客のように、承太郎の外見を評価しているのとは少し違うタイプの女性です。
もしかしたらアンと仲良くなれた理由は、優しさに対して「かっこいい」「大好き」と言われたことが嬉しかったのかもしれません。だとしたら、承太郎はなぜ内面を評価されることが嬉しかったのでしょうか。
外見と家系に華があり過ぎた承太郎
さてプロフィールに「ウットーしい女は大キライ」と書かれるほど、騒がれるのを嫌う承太郎。でもこれこそが、内面を評価されたい気持ちと関係がありそうです。
家系に有名人がいたことや、堀りの深い顔立ちやガタイの良い外見から、承太郎は今まで散々騒がれたりモテてきたはず。しかし家柄も外見も生まれ持った部分が大きく、承太郎の努力や気概によるものではありません。だからこそ、自分の頭で考えた上での行動を評価されたい!という気持ちを持つのは、自然なことではないでしょうか。
そんな中で、優しさを「カッコいい」「大好き」と言ってくれたアンの反応は嬉しかったんでしょうね…!
自分にとりついた「悪霊」が危険すぎるからって、自ら釈放を拒んだり…承太郎って本当は超優しいんですよね~!ただ表面しか評価してもらえないと、当たりが強くなりがち…まぁ怒鳴ってもモテるんだけど…
好みではない子に怒鳴るのはちょっと微妙ですが、彼なりの心遣いに気づくことが出来れば、人間味あふれる一面を見せてくれる人なのかもしれません。
3. 感情表現が伝わらない承太郎
最後に、お互いの感情を表現することって大事だよね!ということで、最後に承太郎の感情表現について考えてみます。
プロフィールに「自分の感情を外に出す必要はないと考えている」「そのため誤解やトラブルを生む」と書いてある通り、承太郎は感情表現が上手い方ではなく、無口なタイプです。でも恋愛って「こうされると嬉しい」とか「あれは嫌い」とか感情表現は超大事。その点、承太郎は「感情表現は不要」と考えているので、歩み寄るのは簡単ではなさそうです。
だから承太郎離婚したってよ!って初めて聞いた時、あ〜なんかわかる…と妙に納得したのは私だけではないはず(承太郎すまん)。離婚の原因は承太郎なりの優しさもあるとして、感情表現に関しては下手だったんでしょうね…だって徐倫にこれだもの…
荒木飛呂彦(2000年)『ジョジョの奇妙な冒険 第6部 ストーンオーシャン』3巻 集英社(11頁)
違う、そうじゃない。お手本のような不正解っぷり…
不器用と言えば聞こえがいいですが、父親にこんなこと言われたらさすがに傷つくぜ…やっぱり感情表現が上手いとは言い難いですね~。
ところで、なぜ承太郎はこんなにも感情表現が下手なのでしょうか。
父親不在だった承太郎の家
まず父親としての振る舞いで考えられるのが、承太郎の父・貞夫の影響です。有名ジャズミュージシャンという仕事柄、海外を飛び回ってるらしい貞夫さん。さぞお忙しいお仕事のようですが、家にいる時間もきっと少なかったはず。そうであれば、承太郎は父親が子供である自分に接してくる姿をあまり見ていなかったのではないでしょうか。
だから承太郎が父になった時の接し方が空回りしていたのも、納得がいきます。「父親らしく」がイマイチ分からないからこそ、愛娘の徐倫を大事に思っていても、愛情が伝わらない接し方をしてしまったのかもしれません。
出来たメンバーに囲まれすぎた承太郎
次に家庭外の人間関係における感情表現についても、考察してみます。プロフィールに「感情表現は不要」「誤解を受けやすい」「冷淡で無関心なヤツと思われがち」などの記述がある通り、承太郎は他人とのコミュニケーションに積極的ではないようです。
しかし承太郎が初登場した3部では人種、年齢が様々なメンバーと寝食をともにしていました。無口なのにグループで旅とか大丈夫…?とちょっと気になるところではないでしょうか。
ということで、3部の面子を振り返ってみましょう!早速ですが…エジプト旅行を共にした、イカれたメンバーを紹介するぜ!
「ジョースターの血筋で敵を共に察知!ダービー弟も撃破した爺孫の阿吽の呼吸!ジジイ!」
はいはい、お爺ちゃんだからね!話が分かるよね!
「ちょっと相撲の話を振っただけなのに、思わずニヤけるような期待以上の返し!気が利く花京院!」
たしかに花京院は返しが上手だよね!機転も利くしね!
「『ブ男』の挑発を流し、意固地な承太郎を牢屋から出す!無口な男の心も占いで察してきそうなアヴドゥル!」
うむ。アヴドゥルは説得力もあるし、面倒見もいいよね!
「承太郎のノリの良さを見抜いた男!タバコ芸とオレンジ一気食いで心を開かせるポルナレフ!」
コミュ力お化けね!承太郎にもグイグイ来るよね!
え、なにこの恵まれたメンツ。これ無口のままでも旅できるわ!
そう、3部に関してはメンバーが良すぎるのです。承太郎の口数が少なくても察してくれたり、ノリで通じる部分も多かった最強の面子でした。年上も多かったし、可愛がってもらえたんでしょうね…ここでも触れましたが、唯一の年下も破格のスペックだったし…
だから4部で自分が年上の立場になった時の振る舞いは、ちょっと不器用なんですよね~。高校生たちを引っ張っていたものの、無口すぎて康一くんが困る場面もあったり…
荒木飛呂彦(1994年)『ジョジョの奇妙な冒険』38巻 集英社(69頁)
もっとこう…あるだろ!!そしてさり気なくディスられる露伴先生。
返しとしては気が利かないわ、何考えてるか分からないわ…難しすぎるぜ承太郎!
でもね、そんな康一くんのこともちゃんと褒めてるんですよ。ほら見て…
荒木飛呂彦(1994年)『ジョジョの奇妙な冒険』39巻 集英社(65頁)
康一くん、意識失っとるやんけ。
承太郎って吉良戦でも康一くんのこと絶賛しているんですけど、時止めてるんですよね…ま~~~た聞こえてない時に褒めちゃって…この恥ずかしがり屋さんめ!!!
でも普段の人間関係はもちろんですが、恋愛でも説明不足じゃ不信感も沸くもの。上手くやっていけそうなのは、よっぽど承太郎の性格を理解しているか、察しが良い相手か…どちらにしてもちょっと苦労しそうです。
最後に…承太郎のモテ度を判定!
最後に承太郎のモテ度を判定です!
本当は超優しい度 ★★★★★
気持ちが伝わる度 ★★☆☆☆
う~~~~~ん…難しいな…
本当はすごく育ちが良い素敵な人なんですよね。ただ気持ちを伝えるのがとにかく上手じゃないというか…ジョースターの血筋といい承太郎の性格といい、恋愛対象にするには相応の覚悟が求められそうです。
男気質すぎて、結果的に不器用な接し方になってしまう承太郎。
でも本当は心のやさしい子だってことは、読者はちゃ~んと見抜いているんですからね!
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