ジョジョの奇妙な冒険5部に登場したリゾット・ネエロ。復讐を果たした過去により、パッショーネに入団した人物でした。
今回はリゾットの過去の行動について、同じINTJの目線からその行動原理や計画性などについて分析、考察してみました。
1. リゾット・ネエロのMBTI(16タイプ)のINTJとは
まずはリゾットについて、MBTI(16タイプ)と心理機能の関係から考えてみます。心理機能とは16タイプごとに1番得意なこと、それを補助する機能、遊びの機能、苦手な機能を4つにわけて、各タイプはどのようにものを考えて動いているのか?ということを8種類のうち4種類から示すものです。
リゾットはネット評どおり、INTJっぽいですよね~!DIOとジョルノの比較でも触れたように、ジョルノなどがこのタイプと考えられますが、心理機能はこんな感じ。
| INTJ | |
| 第一機能(=得意なこと) | Ni(未来を見据える、計画を立てる) |
| 補助機能(=第一機能を動かすガソリン) | Te(効率性、論理性、客観的データの重視) |
| 代替機能(=遊び的な要素、少し暴走しやすい) | Fi(自分のこだわり、美学、気持ち) |
| 劣等機能(=苦手なこと) | Se(今この瞬間を捉える力、機動力、未来を予測しすぎて今を見て動くのが苦手) |
NiやTeで未来に向けて周到な計画を練るのが得意な一方、劣等機能がSeであるため、その場で直感的に動いたり、感情を正直に表現するのを苦手としています。暗殺チーム加入後に「失敗は一度もない」そうですが、完璧に計画を練り上げるのが強みゆえではないでしょうか。暗殺チーム、天職じゃんね…!
初期G.Eの反射能力も心理機能の話だった説

2. リゾットの復讐やパッショーネ入団までの経緯とのINTJとの関係
次にリゾットの復讐の過去とINTJの関係を見ていきます。
◦彼が14歳の時 いとこの子供が酒酔いによる自動車にひかれ死亡。社会はドライバーを数年の刑で済ませたが 彼は決して許しはしなかった。
◦4年後 18歳の時 そのドライバーを暗殺。以後リゾット・ネエロは裏の世界で生きる事となる。
荒木飛呂彦(1998年)『ジョジョの奇妙な冒険』58巻 集英社(152頁)
事故の4年後、恐らくドライバーが出所した後に暗殺したのだろうと思われますが、気になるのが「ドライバーを衝動的に殺害した」のか「計画的に殺害した」のかというところ。
これね~~~計画的だと思うんですよね~~~~…INTJが強いのはNi(未来の計画を立てる)、Te(効率性、客観的データの重視)なので、数手先まで計画を立てるなんて、息をするようにできる得意技。個人の体感的にはね、ブッ殺すと思ったならスデに計画を立て終わってるのよ。リゾットもブッ殺すと決めたら即、服役後を狙って殺すこと、その殺し方やシチュエーションまでかなり完璧に練り上げたんじゃないかな~!
そして3番目の代替機能がFi(自分のこだわり、美学、気持ち)であるのも注目したいところ。代替機能はNi、Teをブーストするようなイメージの機能です。復讐に対してリゾットはTe(効率性)により「殺人はリスキーだ、殺し屋を雇った方が安パイ」とはわかっていたはず。それでも自分で手を下したのは「俺の手で無念を晴らしたい、そうでないとあまりにやるせない」という強いFiがあったからじゃないかな…
ちなみに「ドライバーを衝動的に殺害する」のは、例えばESFPのポルナレフらのようなSe(機動力)が第一機能でNi(未来の計画を立てる)が劣等機能のタイプ。先を見据えた計画ではなく、ドライバー見つけた!ぶっ殺す!復讐後の話?知らん!くらいのスピード感のある復讐劇となったのではないでしょうか。

リゾットのパッショーネ入団までの過去こそINTJらしさ!?
じゃあパッショーネに入ったのはなぜ?というのも気になるところ。これも未来の計画を立てるのが得意なINTJなので、パッショーネに入ることまで決めていたんじゃないかな~!INTJは誰だってそーする(多分)俺もそーする。
というか復讐後は裏社会に入る!と覚悟を決めた方が精神的に楽なんですよね~!むしろ復讐後のことはその時に考える!なんて宙ぶらりんになる方がなんとなく不安なもので…第一機能Niで未来を見通したがる性格ゆえなのだと思いますが、リゾットも復讐時には俺は裏社会で生きるんだ!という決意を持っていたんじゃなかな~という気がします。

3. リゾットの復讐からパッショーネ入団までの空白の3年間の謎
裏社会に入った後の経緯を見ていきます。
◦4年後 18歳の時 そのドライバーを暗殺。以後リゾット・ネエロは裏の世界で生きる事となる。
◦21歳の時「スタンド使い」となり チームの一員となると組織の脅威となる者は政治家だろうとアメリカのギャングだろうと全て取りのぞいて来た。失敗は一度もない。
荒木飛呂彦(1998年)『ジョジョの奇妙な冒険』58巻 集英社(152頁)
この書き方を見るに復讐を遂げた18歳頃に裏社会に入り、21歳でスタンド使いとして暗殺チームに配属となったように見えるよね。ミスタらのように「ポルポの入団試験を受験→スタンド使いに」とは違うルートなのかもしれません。であれば、空白の3年間の様子が気になるところ。これね、恐らく実力者にもかかわらず、世渡り下手すぎて正当な評価を受けていなかったんじゃないかな~…
全8種類の心理機能のうち、人の懐に入るのが上手い機能にあたるのがFe(協調性)。仗助クンやブチャラティなど、人懐っこさ、世のため人のためのような温かさがFe上位の人物の特徴です。INTJでは主要4機能に入っていないどころか、8機能すべてのうち7番目に得意な機能とされています。つまり下手ってことね。わかります、びっくりするくらい下手なんです…(当社比)
つまりこの3年間でリゾットはスタンド使い候補者に抜擢されるほどの結果を残しつつ、上司へのアピールが不器用な性格により、どこか扱いにくい実力者という評価を受けていたのではないでしょうか。だからこそやり手でありながら、「決して誰からも信頼されたりはしない」という暗殺の仕事を任されたのではないかな~という気がします。
もしリゾットがFeを上位に持っていれば、パッショーネでもっと大出世を果たしていたかもしれないよね。あるいは復讐自体せず、表社会で飲酒事故撲滅運動を展開したり、同じような被害者の心のケアに尽力していたりして…!

4. フル出力!?ドッピオ戦でのリゾットのINTJらしさ
最後にドッピオ戦でのINTJらしさについてです。この一戦で特徴的に描かれていたのが、リゾットがドッピオの違和感を次々と言い当てる描写でした。例えばこちら。
荒木飛呂彦(1998年)『ジョジョの奇妙な冒険』58巻 集英社(158、161頁)
さすが暗殺のプロ…!と言いたくなりますが、これめちゃくちゃINTJっぽいところでもあるんですよね~!リゾットの頭の中をINTJ目線で解説してみます。
このシーンで活躍していたのが補助機能のTe(客観的データの重視)。場数を踏んできたリゾットなので、人間が極限状態に置かれた時にどのような反応をするのかという客観的データを数多く収集してきたはずです。そのデータベースとドッピオの反応を照合し、Ni(未来、計画)で次の動き方を決めていたのだと思います。
イメージとしては「今のはデータ的に自然な反応だ(Te)」→「一般人だ、放っておこう(Ni)」、「今のはデータと矛盾がある」→「こいつ何かを隠している、放っておけない」といった感じ。個人の感覚的には、このTeの照合とNiの決定は無意識でできるので、リゾットも自然と行っていたのではないでしょうか。
でもさでもさ、リゾットって劣等機能がSe(今この瞬間を捉える)だから、リアルタイムの変化を見るのって苦手じゃないの?というのも気になるところ。たしかに普段は苦手なのですが、劣等機能は大ピンチの時にフル覚醒する機能でもあります。ジョジョでもヴァニラ・アイス戦でアヴドゥル、イギー、ポルナレフ全員が劣等機能に目覚めたりとかね。
リゾットもドッピオと対峙した時には、暗殺チームのプライドや仲間の思いを背負って命をかけていたはず。だからこそSeで敵を細かにスキャンしつつ、得意なNiとTeで些細な違和感を次々と言い当てることができたのではないでしょうか。これぞINTJのお手本よ…!

リゾットがドッピオを道連れにしようとしたINTJならではの理由
そんなリゾットは最後にボスを抱きかかえたまま道連れにしようとしていました。これは得意なNiとTeをブーストする代替機能がFi(自分の気持ち、美学)によるINTJらしさなんですよね~…
もしNiとTeだけが機能していたとすれば、勝率ゼロと悟った瞬間静かに死を受け入れていたかもしれません。あるいは「ボスの正体を暴く」という目的を果たすために、ブチャラティチームでもいいからと誰かに気づいてもらうため、ボスに関するダイイングメッセージを残したりとかね。
でも道連れという選択だったのは、リゾットに強烈なFiがあるからのはず。シャバを捨てて裏社会をで生きる中で出会った戦友たちのために、「お前だけは絶対に生かして帰さない」「俺たちを苦しめたお前を許さない」「死んだ仲間のところに連れて行ってやる」といった最後の意地があったのではないでしょうか。
思い起こせばトリッシュを狙いに行くことだって、割に合わない危険な計画だよね。それでも仲間のことになると命を懸けてしまうことこそ、熱いFiを持っていた何よりの証拠。敗北を受け入れて、ただ散っていくこともできた。でもそんな最期は仲間が、そして誰より自分が許さない…あの最期は、理屈抜きの人情味あふれるFiで動いていたことがよくわかるのではないでしょうか。INTJね、実際本当にこういうところあるの。急に感情が入るやつね…ありますよね?INTJの皆さん。

まとめ:リゾットの復讐やパッショーネ入団までの過去、生き様はINTJらしさ抜群だった
リゾットについてINTJの筆者の視点から分析してみました。INTJらしい生き様や戦い方なのはもちろん、ドッピオ戦では劣等機能Seまでもを使っていたのがよくわかりますよね~!INTJ目線でいえば、極限状態とはいえあそこまでSeが使えるのはすごいんですよね、本当に…
そしてFiが機能していたのもよくわかるところ。トリッシュを追わない方が安全にもかかわらず、仲間の思いを背負って危ない道を渡る決断をしたリゾット。クールな中に熱い情が見え隠れしていたのは、彼がINTJだからこそではないでしょうか。








