「小学館あーとぶっく」が子供が美術を持つきっかけにオススメすぎる

美術の話

美術を楽しめる絵本「小学館あーとぶっく」シリーズ。
世界の画家を、名画と共に紹介している絵本です。

1993年の初版から、30年近く経った今でも愛されています。
私も子供の頃に親しんでいた本で、今では子供にもプレゼントしました。
こんな風に、親子2世代で楽しんでいる方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は「小学館あーとぶっく」のおすすめポイントを、徹底レビューします!

1. カラフルな色と想像力あふれる文章

まず「小学生あーとぶっく」は、カラフルな色合いと、想像力あふれる文章が魅力的です。

この本では掲載されている絵はもちろんのこと、文章もとてもカラフル!
本全体がとても明るくポップで、子供の興味をひきます。こんな感じです。
文字が大きいのも読みやすくて良いですね~!

文章も想像力あふれる内容で、例え方がとてもユニークです。
この「ピカソの絵本」では、ピカソの絵を「あっちむいてホイッ!」をしている人に例えて紹介しています。

カラフルな色合いと想像力にあふれた文章は、この「小学館あーとぶっく」の魅力!
子供も楽しく名画を鑑賞出来ます。

2. 美術に興味を持つきっかけに

次に美術に興味を持つきっかけになることです。

皆さんが小さい頃に出会った絵本で、記憶に残っているものはありませんか?
私はこの「小学館あーとぶっく」シリーズが、1番記憶に残っています。

実はこの絵本、私が子供の時にも持っていました。
その頃に見た絵本の中の色鮮やかな作品たちは、今でも記憶に残っています。

そして大学生の時にこの絵本をふと思い出し、載っていた絵についてもっと知りたい!と美術史の講義をとることに。
これがきっかけになり、美術史を専攻しました。

大学院まで進んだので、この本には感謝しかありません…ありがとうございます…!

今では親になり、子供にこの本を買いました。

子供が美術を親しむきっかけになればいいな~と思っています。

「小学館あーとぶっく」は本当に、長い間記憶に残ってくれる絵本です。
実体験しているので、自信を持って言えます!

お子様に、アートに興味を持ってほしい!と考えている親御さんには、間違いなくオススメ出来る絵本です!

3. 子供も大人も楽しめる!

「小学館あーとぶっく」は、子供だけではなく、大人まで楽しめる絵本です。

まず注目したいのは、ページの隅。
小さく絵の解説が書かれており、絵の主題や背景を知ることが出来ます。
簡単な解説なので、お子さんと一緒に読んでも良さそうです!

そして最後の2ページには、画家に関する解説があります。こちらは少し大人向けです。
画家の生涯をまとめてありますが、堅苦しい解説ではありません。


例えば、ゴッホの生涯では「ゴッホの心は悲しみでぐちゃぐちゃになる」、モネの生涯では「鳥が歌うように描いた」と表現され、小説を読むようにスラスラ読めてしまいます。

4. 西洋美術から日本美術まで!

最後に、「小学館あーとぶっく」は西洋美術から日本美術まで、幅広く楽しめることです。

1993年に発刊が始まったこのシリーズ。
最初の頃は、ゴッホ・ピカソ・モネなど、日本人にも親まれている印象派の画家が題材とされていました。
その後は、マティスやミロなど、様々なジャンルの西洋美術の絵本が発刊されました。

凝った仕掛けにも注目!

そして2019年より、日本美術も題材になりました!
葛飾北斎や伊藤若冲といった江戸時代の画家から、元祖マンガとも言われる「鳥獣人物戯画」まで、取り上げられています。

しかも「鳥獣人物戯画」の絵本のみ、右開き。これは右から左に観る絵巻の方向と同じなのです!
とっても芸が細かいですが、意外と記憶に残るんですよね子供って…

 

西洋美術から日本美術まで広く親しんでほしい!と考えている方には、何冊か買って読むのがオススメです!

まとめ:「小学館あーとぶっく」は子供が美術に親しむのに超おススメ!

「小学館あーとぶっく」をご紹介しました。
カラフルでポップな内容で子供に親しみやすいのはもちろん、大人まで一緒に楽しむことが出来る絵本です。

子供が美術に興味を持つきっかけが欲しい!と考えている親御さんには、絶対にオススメの「小学館あーとぶっく」。
家族みんなで楽しめること間違いなしです!



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