【ジョジョ英語】ジョナサン・ジョースターの名言は英語で何という?【1部】

ジョジョ英語

ジョジョの奇妙な冒険の第1部「ファントムブラッド」の主人公、ジョナサン・ジョースター。誠実で勇気ある行動がカッコいい男です。恵まれた筋肉も印象的でした!

そんなジョナサン・ジョースターの名言は、英語でどのような訳だったのでしょうか。英語吹替版アニメでの聞き取りに挑戦です!

ディオ・ブランドーの名言の英語訳はこちら。

【ジョジョ英語】ディオ・ブランドーの名言は英語で何という?【1部】
ジョジョの奇妙な冒険の第1部「ファントムブラッド」に登場する、ディオ・ブランドーの名言の英語訳をご紹介します。英語版の「今まで食ったパンの枚数」は枚数じゃなかった!?日本語版とちょっと違う、ユニークな英語訳は必見です!




何をするだァーッ

なっ!何をするんだァーッ ゆるさんッ!
荒木飛呂彦(1987年)『ジョジョの奇妙な冒険』1巻 集英社(35頁)

誤植で有名なジョナサンの名言です。ジョナサンの飼い犬ダニーに蹴りを入れたディオへの一言でした。英語訳するだぁーッ!

What was that for?! How dare you?!

What was that for=何でそんなことするの、どうして
How dare you=よくもそんなことが

 

直訳としては「何をしてくれるんだ!よくもそんなことを!」のような意味でした。
日本語のゆるさんッ!に比べると「よくもそんなことを!」と、日本語よりも、ディオに驚きつつ怒っている印象もありますね~!

だけど日本語版のインパクトがすごいですよね…ほぼ誤植のせいなんですけど…

次の名言に行くだぁーッ!

君が泣くまで殴るのを…

君がッ泣くまで殴るのをやめないッ!
荒木飛呂彦(1987年)『ジョジョの奇妙な冒険』1巻 集英社(102頁)

エリナお嬢様にズキュウウウンしたディオへの怒りの名言。ディオをタコ殴りにして泣かせていましたが、英語訳ではこんな感じ。

I'm going to beat you till you cry like a baby, DIO!

beat=殴る

 

直訳は「赤ちゃんみたいに泣くまで殴るぞ、ディオ!」原文の「泣くまで」が、「赤ちゃんみたいに」の訳になります。ギャン泣きというやつか…

その後ディオは「このきたならしい阿呆がァーッ」と言いながら泣いていました。赤ちゃんとまではいきませんが、結構精神的にボコボコにされてますよね…

指4本を失っていい理由

ぼくには指4本など失ってもいい理由がある!
荒木飛呂彦(1987年)『ジョジョの奇妙な冒険』1巻 集英社(186頁)

貧民街でスピードワゴン一派に襲われた時のジョナサンの名言。お父さんを守るんだ!という強い気持ちが垣間見えますが、英語訳はこちら。

I'm willing to see our transaction through, are you sir?

willing to~=~する準備がある
transaction=取引

 

直訳としては「僕はこの取引を最後までやり遂げるつもりですが、あなたはどうです?」のような感じになりそうです。

willing toはよく「喜んで~する」という訳がつけられますが、「~する準備がある」という意味でも使われます。自らやりたい!というより、必要があればやるよ~のようなニュアンスです。今回は後者の訳の方がしっくり来そうです!

ふるえるぞハート!燃えつきるほどヒート!

ふるえるぞハート! 燃えつきるほどヒート!! おおおおっ 刻むぞ血液のビート!
荒木飛呂彦(1988年)『ジョジョの奇妙な冒険』4巻 集英社(42頁)

ジョナサンの必殺技、波紋疾走を出す時の名言です。氣志團の歌詞にも使われていますね(しかもサビ!)英語訳はこちら。

How my heart resonates! I'm pulsing with heat and life!
My very blood is a symphony within me!

resonate=共鳴する
pulse=脈打つ
symphony=交響曲、シンフォニー

 

直訳としては「僕のハートはなんて共鳴してるんだ!熱と生命が脈打っている!僕の血液は、僕の中の交響曲だ!」のようなニュアンス。英語版はresonatesやsymphonyのように、波紋を音楽的に例える表現が目立ちます。かっこいい~!

ビートはシンフォニーと訳されていますが、ジョナサンらしい上品さがあってなかなか似合っている表現でした!

ぼくらはふたりでひとつだった…

ディオ…君のいうように ぼくらはやはり ふたりでひとりだったのかもしれないな 奇妙な友情すら感じるよ… そして今ふたりの運命は完全にひとつとなった… そして…船の爆発で消える…
荒木飛呂彦(1988年)『ジョジョの奇妙な冒険』5巻 集英社(132頁)

1部のクライマックスのシーンで、ディオとの関係を表現したジョナサンの名言。少し長いですが、英語訳はこんな感じです。

Dio, as you observed, it may be true that our fate is to be together.
I feel an odd warmth for you, for now our lives are interwoven completely, and will end along with this ship.

warmth=温もり
interwoven=織り合わされた

 

直訳としては、このようなイメージになりそうです。
「ディオ、君が見たとおり、僕たちの運命は共にあるのは本当なのかもしれないな。僕は君に奇妙な温かさを感じているし、僕たちの人生は完全に折り重なった。そしてこの船と共に終わるんだ」

原文とほぼ同じですが、odd warmthという言葉が面白いですね~!「奇妙な友情」の訳の部分ですが、ジョナサンはディオとの友情の中に、奇妙ではあるけれど、温かさを感じていたみたいです。

友情ならfriendshipと訳しそうなところですが、warmwarthという言葉が用いられたのは、意外ではないでしょうか。

でもジョナサンの紳士な性格を考えると、温かさという言葉を使いそうな人物像なので、結構アリな気がします。

ジョナサン・ジョースターの名言は、英語でも紳士で熱い!

ジョジョの奇妙な冒険の第1部「ファントムブラッド」における、ジョナサン・ジョースターの名言の英語訳をご紹介しました。

原作の方に忠実な訳が多いですが、ジョナサンの優しく、時に熱い性格を上手く表した英語訳が充てられています。

英語版でもその紳士ぶりは健在なジョナサン・ジョースター。ぜひ英語吹替版の表現でも、その素敵な人物像を味わってみてくださいね~!

1部の英語訳の名言はこちらもどうぞ~!

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参考教材:
津田尚克, 2020, 『Jojo's Bizarre Adventure Set 1: Phantom Blood And Battle Tendency』, Warner Bros.




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